2025-26シーズン、オランダのエールディヴィジで日本人ストライカーが爆発的な活躍を見せています。
フェイエノールト所属の上田綺世選手です。
わずか15試合で18ゴールを叩き出し、得点ランキング首位を独走する27歳のストライカー。
12月6日のPECズヴォレ戦では1試合で4ゴールを記録し、オランダ中を驚かせました。
海外メディアからは「バケモンだ」と評され、現地ファンからは「W杯で対戦したくない」という声まで上がっています。
上田綺世選手の爆発的なゴール量産の背景には、
「世界トップクラスのオフザボールの動き」「爆発的なスプリント能力」「フィジカルコンタクトと体幹の強さ」という3つの身体能力があります。これらの能力が、伝説のストライカー、ロビン・ファン・ペルシー監督の指導のもとで最大限に引き出され、エールディヴィジの守備陣を翻弄しています。
私は日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)として8年間、整形外科5年、大学トレーニングジム5年、少年サッカーチーム2年、社会人ラグビーチーム2年の現場経験があります。この記事では、上田綺世選手の身体能力をアスレティックトレーナーの専門知識に基づいて徹底分析し、なぜ彼がこれほどまでにゴールを量産できているのかをロジカルに解説します。
上田綺世選手の基本データとプロフィール
基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 生年月日 | 1998年8月28日 |
| 年齢 | 27歳(2025年12月現在) |
| 出身地 | 茨城県龍ケ崎市 |
| 身長 | 182cm |
| 体重 | 77kg |
| ポジション | FW(センターフォワード) |
| 利き足 | 右足 |
| 所属チーム | フェイエノールト・ロッテルダム(オランダ) |
| 背番号 | 9番 |
サッカー経歴
| 時期 | 所属 | 備考 |
|---|---|---|
| 高校時代 | 鹿島学園高校 | |
| 2017-2022 | 鹿島アントラーズ | J1リーグ |
| 2022-2023 | セルクル・ブルージュ | ベルギー1部 |
| 2023年8月〜 | フェイエノールト | オランダ1部 |
主な実績・成績
クラブでの成績(2025-26シーズン)
| 大会 | 試合数 | 得点 | アシスト | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| エールディヴィジ | 15試合 | 18ゴール | – | 得点ランキング首位 |
| UEFAチャンピオンズリーグ | 6試合 | 2ゴール | – | グループステージ敗退 |
代表での活躍
- サッカー日本代表(2021年〜)
- カタールワールドカップ2022出場
- 2026年ワールドカップアジア最終予選レギュラー
2025-26シーズンの驚異的な成績
15試合18ゴールという衝撃
2025-26シーズン、上田綺世選手はエールディヴィジで驚異的な得点ペースを記録しています。
2025-26シーズン得点記録
| 月 | 得点数 | ハイライト |
|---|---|---|
| 8月 | 3ゴール | 開幕戦から好調 |
| 9月 | 3ゴール | 月間MVP受賞 |
| 10月 | 5ゴール | 日本人初のハットトリック達成 |
| 11月 | 3ゴール | 月間MVP受賞 |
| 12月(6日時点) | 4ゴール | 1試合4ゴール達成 |
合計: 15試合で18ゴール(すべてPK以外からのゴール)
1試合4ゴールの偉業
2025年12月6日、ホームでのPECズヴォレ戦で、上田選手は圧巻のパフォーマンスを見せました。
試合ハイライト
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 9分 | 1点目:裏抜けからのシュート |
| 27分 | 2点目:ペナルティエリア内での冷静な決め |
| 42分 | 3点目:ハットトリック達成 |
| 78分 | 4点目:ボレーシュート |
試合結果は6-1でフェイエノールトの大勝。
上田選手はフェイエノールトの選手として2011年のヴァイナルドゥム以来14年ぶり、エールディヴィジで1試合4ゴールを記録した日本人選手となりました。
エールディヴィジ日本人最多得点記録を更新
10月19日のヘラクレス・アルメロ戦で、上田選手は日本人選手として史上初のエールディヴィジ・ハットトリックを達成しました。この試合は、フェイエノールトのクラブ通算5,000ゴール目という歴史的な一戦でもありました。
JSPOアスレティックトレーナー視点での専門的分析
ここからは、アスレティックトレーナーとしての専門知識を活かして、上田綺世選手の身体能力を科学的に分析します。なぜ彼がこれほどまでにゴールを量産できているのか、その身体的な秘密を3つの武器から解き明かします。
【専門分析①】世界トップクラスのオフザボールの動き
上田綺世選手の最大の武器は、卓越したオフザボールの動きです。
オフザボールの動きとは
オフザボールとは、ボールを持っていないときの動きのことです。サッカーにおいて、選手がボールを持っている時間は全体の1〜2%程度に過ぎません。残りの98〜99%はボールを持っていない時間であり、この時間の質が、ストライカーの得点能力を決定づけます。
上田選手のオフザボールの特徴
元日本代表FWチョン・テセ氏は、自身のnoteで上田選手のオフザボールについて詳細に分析しています。
特徴1: DFのステップの逆を取る動き
通常、ストライカーが裏抜けするには、「パサーとの角度と距離が深くて近い」ほど難易度が下がります。
しかし、上田選手はDFのステップの瞬間、その逆方向の裏を取りにいくという高度な技術を持っています。
特徴2: パサーとDFの両方のタイミングを読む
上田選手は、パサーがボールを蹴る瞬間とDFが重心移動する瞬間を同時に読み、その一瞬の隙を突いて裏に抜けます。この能力は、小林悠選手や興梠慎三選手をも凌駕すると評されています。
特徴3: 常に得点を狙える位置取り
守備時であってもビルドアップ時であっても、上田選手は常に得点を狙える位置にポジションを取っています。
これは、サッカーIQの高さと空間認識能力の賜物です。
アスレティックトレーナー視点の分析
アスレティックトレーナーとして、上田選手のオフザボールの動きを支えているのは、以下の身体能力だと考えます。
固有感覚(Proprioception)の優秀性
固有感覚とは、自分の身体の位置や動きを無意識に感知する能力です。
上田選手は、周囲の選手との距離感や相対的な位置関係を、視覚に頼らずとも正確に把握できます。
視覚情報処理能力の高さ
DFの重心移動やパサーの体の向きから、次に起こることを瞬時に予測する能力です。
これは、脳の視覚野と運動野の連携が優れていることを示しています。
反応速度の速さ
DFのステップを認識してから裏に抜ける動作までのタイムラグが極めて短い。
これは、神経伝達速度の速さと筋肉の反応速度の速さを意味します。
【専門分析②】爆発的なスプリント能力とスピード
上田綺世選手のもう一つの武器は、爆発的なスプリント能力です。
スプリント能力の重要性
裏抜けに成功しても、DFより速く走れなければゴールには繋がりません。
上田選手は、裏抜けの動き出しから最高速度に達するまでの加速力と、最高速度そのものが非常に高いレベルにあります。
ヴァン・ペルシー監督の評価
フェイエノールトのロビン・ファン・ペルシー監督は、上田選手のフィジカル能力について「太ももと臀部が良い基盤となり、スピードを上げることができる」と評価しています。
これは、アスレティックトレーナーとして非常に的確な分析です。スプリント能力の根幹は、下半身の筋力、特に大腿四頭筋(太もも前側)、ハムストリングス(太もも裏側)、大臀筋(お尻)にあります。
バイオメカニクス的分析
スプリント時の身体の動き
スプリント能力は、以下の3つのフェーズに分けられます。
| フェーズ | 重要な筋肉 | 上田選手の特徴 |
|---|---|---|
| 加速フェーズ(0-10m) | 大臀筋、ハムストリングス | 裏抜けの初速が速い |
| 中間フェーズ(10-30m) | 大腿四頭筋、腸腰筋 | 素早く最高速度に達する |
| 最高速度フェーズ(30m以降) | 全身の連動 | DFを振り切る速度を維持 |
上田選手は、特に加速フェーズから中間フェーズへの移行がスムーズです。
これは、下半身の筋力バランスが優れていることを示しています。
ファン・ペルシー監督の指導
ファン・ペルシー監督は、自身が現役時代に培ったストライカーとしての技術を上田選手に伝えています。
監督は上田選手のフィジカル能力を「ACミランに移籍したサンティアゴ・ヒメネスよりも総合的に優れている」と評価しており、そのスピードとパワーを最大限に活かす戦術を構築しています。
【専門分析③】フィジカルコンタクトと体幹の強さ
上田綺世選手の3つ目の武器は、フィジカルコンタクトの強さと体幹の安定性です。
日本人離れした体格
上田選手の体格を、日本人男性平均と比較してみましょう。
| 項目 | 上田綺世 | 日本人男性平均 | 差 |
|---|---|---|---|
| 身長 | 182cm | 171.5cm | +10.5cm |
| 体重 | 77kg | 68.5kg | +8.5kg |
| BMI | 23.3 | 23.3 | 0 |
身長182cm、体重77kgという体格は、日本人としては大柄です。
しかし、BMIは23.3と標準的であり、余分な脂肪がないことを示しています。
当たり負けしない強さ
2024年のシービリーブズカップ・アメリカ戦では、ドリブル突破で相手ディフェンスを吹っ飛ばすシーンがありました。また、スウェーデンリーグでのプレーでも、フィジカルコンタクトで相手を押しのけるシーンが頻繁に見られます。
これは、単なる体重の重さではなく、体幹(コア)の強さによるものです。
体幹の強さが生む能力
体幹とは、腹筋、背筋、骨盤周りの筋肉群の総称です。
体幹が強いと、以下の能力が向上します。
接触時の安定性
相手DFと接触しても、体勢を崩さずにボールをキープできます。
これにより、ゴール前の密集地帯でもシュートを打つことができます。
シュート時のパワー伝達
シュートを打つ際、下半身で生み出した力を上半身、そして足先へと効率的に伝えるには、体幹の安定が不可欠です。上田選手の強烈なシュートは、この力の伝達効率の高さを示しています。
空中戦での強さ
182cmという身長は、ヨーロッパのDFと比較して特別高いわけではありません。
それでも空中戦で競り勝てるのは、ジャンプのタイミングと体幹による空中での姿勢制御が優れているからです。
鋭い腰の回転から生まれる強烈なシュート
上田選手のシュートの特徴として、「鋭い腰の回転と踏ん張りから生み出される強烈なシュート」があります。
腰の回転は、体幹の筋肉(特に腹斜筋)によってコントロールされます。
上田選手は、この腰の回転を最大限に活用して、強烈なシュートを打つことができます。
海外の反応:オランダメディアとファンの評価
上田綺世選手の活躍は、オランダでも大きな注目を集めています。
オランダメディアの反応
1909.NL(フェイエノールト専門メディア)
12月6日の4ゴールのパフォーマンスについて、「上田の独壇場だ」と見出しを打ちました。
ハットトリック達成となった3点目については「絶妙」と称賛しています。
現地メディアの週間ベストイレブン
上田選手は、2025-26シーズンで4度も週間ベストイレブンに選出されています。
これは、エールディヴィジ全体で見ても異例の頻度です。
ファン・ペルシー監督のコメント
4ゴールを決めた試合後、ファン・ペルシー監督は試合総括で上田選手について全く触れませんでした。
後に記者から指摘されると、監督は笑いながら「忘れていたよ。彼にとって1、2、3、4ゴールを決めるのは当たり前になりつつある。これは良い兆しだ」と語りました。
この発言は、監督が上田選手の得点能力を完全に信頼していることを示しています。
オランダ人ファンの反応
ポジティブな反応
- 「上田は今季いったい何点取るんだ?もう15ゴールだぞ」
- 「よっしゃ、また上田だ💪⚽」
- 「上田は独壇場だな」
ワールドカップへの懸念
興味深いことに、オランダ人ファンの中には「今は上田で喜べてるけど、6月14日の対日本代表戦は喜べないわ」というコメントもありました。2026年ワールドカップでオランダと日本が対戦する可能性を見据えた発言です。
辛口評価からの変化
シーズン序盤、元オランダ代表FWマルコ・ファン・バステン氏は上田選手について「とても多くのひどいミス。
重要な場面で良いプレーができなかった」と厳しく批判していました。
しかし、その後の活躍により、現地有識者からは「フェイエノールトにとって十分すぎるほど優れた選手」という反論が出ています。
日本のファン・SNSでの反応
日本国内でも、上田綺世選手の活躍は大きな話題となっています。
X(旧Twitter)での反応
1試合4ゴール達成後の反応
- 「凄いを通り越してる」
- 「14試合14ゴールって化け物すぎる」(14戦14発の時点)
- 「和製ハーランド」
- 「ストライカーの本領発揮」
- 「W杯でもオランダ相手に頼む!」
海外の反応を紹介するサイトでの反応
- 「オランダ人『バケモンだ』上田綺世、衝撃の4ゴール!」
- 「15試合18得点!現地サポが絶賛!」
プレースタイルへの評価
ファンからは、上田選手のプレースタイルについて以下のような評価が寄せられています。
技術面
- 「裏抜けが上手すぎる」
- 「オフザボールの動きが見事」
- 「ポジショニングが絶妙」
- 「シュートの精度が高い」
フィジカル面
- 「フィジカル強い」
- 「当たり負けしない」
- 「スピードがある」
OG判定からの記録修正で歓喜
11月30日のNECナイメヘン戦で、上田選手のシュートが一時OG(オウンゴール)判定されましたが、後に公式記録が修正され上田選手のゴールとして認められました。
ファンからは「認められて良かった!」「どう見たってオウンゴールじゃない」と歓喜の声が上がりました。
この修正により、上田選手は14試合14ゴールという驚異的な記録を達成しました。
ヴァン・ペルシー監督の指導と上田選手の成長
伝説のストライカーからの指導
ロビン・ファン・ペルシー監督は、アーセナルとマンチェスター・ユナイテッドで活躍した伝説的なストライカーです。現役時代の実績は以下の通り。
| 項目 | 実績 |
|---|---|
| プレミアリーグ得点王 | 2011-12、2012-13シーズン |
| オランダ代表歴代最多得点 | 50ゴール |
| 主なタイトル | プレミアリーグ優勝、FAカップ優勝 |
このような実績を持つストライカーから直接指導を受けられることは、上田選手にとって計り知れない財産です。
ファン・ペルシーが評価する上田選手の能力
ファン・ペルシー監督は、上田選手について「スピード、機動力があり、技術的にも非常に優れている。パワー(身体的な強さ)も明らかに目立つ」と評価しています。
特に注目すべきは、「太ももと臀部が良い基盤となり、スピードを上げることができる」という身体能力への言及です。これは、元トップストライカーならではの観察眼です。
「アヤセは今まさにピークを迎えている」
ファン・ペルシー監督は、上田選手の現在の状態について「アヤセは今まさにピークを迎えている」と語っています。
27歳というのは、ストライカーとして身体能力と経験のバランスが最も良い時期です。スピードやパワーはまだ十分に維持されており、かつ戦術理解度や判断力は経験とともに向上しています。
戦術的な変化
2023-24シーズン(1年目)は、絶対的エースであるサンティアゴ・ヒメネスのバックアップとしての役割でした。
先発は5試合に留まり、主にスーパーサブとしての出場でした。
しかし、ヒメネスがACミランに移籍した2025-26シーズンからは、上田選手が不動のエースストライカーとなりました。ファン・ペルシー監督は、上田選手を中心とした攻撃戦術を構築し、その結果が15試合18ゴールという数字に表れています。
市場価値の推移:2ヶ月で8億円上昇
驚異的な市場価値の上昇
上田綺世選手の市場価値は、2025-26シーズンの活躍により急上昇しています。
市場価値の推移
| 時期 | 市場価値 | 備考 |
|---|---|---|
| 2023年8月(フェイエノールト移籍時) | 約14億円 | 移籍金は最大16億円 |
| 2024年12月 | 約13.5億円 | 1年目は出場機会限定的 |
| 2025年10月 | 約19億円 | シーズン開始後の活躍で上昇 |
| 2025年12月 | 約27億円 | 2ヶ月で8億円上昇 |
わずか2ヶ月で約8億円も市場価値が上昇するのは、異例の事態です。
これは、上田選手のパフォーマンスが市場で非常に高く評価されていることを示しています。
移籍の可能性
このような活躍を見せている選手には、当然ながら他クラブからの関心が集まります。
可能性のあるステップアップ先
- プレミアリーグ:世界最高峰のリーグ
- ラ・リーガ:スペインのトップリーグ
- ブンデスリーガ:ドイツのトップリーグ
- セリエA:イタリアのトップリーグ
ただし、フェイエノールトのファンからは「上田を手放さないでほしい」という声が強く、クラブとしても主力選手を簡単に手放すことは考えにくいでしょう。
今後の期待:2026年ワールドカップへ
日本代表のエースストライカーへ
上田綺世選手は、2026年ワールドカップアジア最終予選で日本代表のエースストライカーとして期待されています。
代表での役割
- センターフォワードとしての得点力
- ポストプレーでの起点作り
- 裏抜けによる相手守備陣の牽制
エールディヴィジでの活躍は、代表でのパフォーマンスにも直結します。
特に、ファン・ペルシー監督から学んだストライカーとしての技術は、代表でも大きな武器となるでしょう。
エールディヴィジ得点王への期待
現在、15試合で18ゴールというペースは、エールディヴィジ全体でもトップです。
このペースを維持できれば、シーズン終了時には30ゴール以上を記録する可能性があります。
過去の得点王の記録
| シーズン | 得点王 | ゴール数 |
|---|---|---|
| 2022-23 | サンティアゴ・ヒメネス | 26ゴール |
| 2021-22 | セバスティアン・アラー | 21ゴール |
| 2020-21 | ジョルディ・クルーイファート | 19ゴール |
上田選手が現在のペースを維持できれば、エールディヴィジの得点王として歴史に名を刻むことになります。
アスレティックトレーナーとしての期待
私がアスレティックトレーナーとして最も期待するのは、怪我なく長くプレーし続けることです。
ストライカーは相手DFとの接触が多いポジションです。
また、スプリントを繰り返すため、ハムストリングスや大腿四頭筋への負担も大きい。
上田選手には、適切なコンディショニングとリカバリーを行い、このパフォーマンスを長期間維持してほしいと願っています。
まとめ:ゴール量産を支える3つの身体能力
上田綺世選手は、エールディヴィジで15試合18ゴールという驚異的なペースでゴールを量産しています。
その背景には、アスレティックトレーナーの視点から見て、以下の3つの身体能力があります。
上田綺世選手の3つの武器
世界トップクラスのオフザボールの動き
- DFのステップの逆を取る高度な技術
- パサーとDFの両方のタイミングを読む能力
- 固有感覚と視覚情報処理能力の優秀性
- 神経筋コントロールの高さ
爆発的なスプリント能力とスピード
- 太ももと臀部の強力な筋力
- 加速フェーズから最高速度フェーズへのスムーズな移行
- ファン・ペルシー監督が評価するフィジカル基盤
- 裏抜け後にDFを振り切るスピード
フィジカルコンタクトと体幹の強さ
- 日本人離れした182cm・77kgの体格
- 当たり負けしない体幹の安定性
- 鋭い腰の回転から生まれる強烈なシュート
- 空中戦でも競り勝つバランス能力
これまでの実績
- エールディヴィジ得点ランキング首位(15試合18ゴール)
- 1試合4ゴール達成(フェイエノールトで14年ぶり)
- 日本人初のエールディヴィジ・ハットトリック
- 市場価値27億円(2ヶ月で8億円上昇)
海外での評価
- ファン・ペルシー監督「1、2、3、4ゴールを決めるのは当たり前になりつつある」
- オランダメディア「上田の独壇場だ」
- 現地ファン「W杯で対戦するのが怖い」
今後の期待
- エールディヴィジ得点王への期待(30ゴール以上の可能性)
- 2026年ワールドカップでの日本代表エースストライカーとしての活躍
- ヨーロッパトップリーグへの移籍の可能性
- 怪我なく長くプレーし続けること(アスレティックトレーナーとしての願い)
上田綺世選手の武器である「オフザボールの動き」「スプリント能力」「フィジカルコンタクト」という3つの身体能力が、ファン・ペルシー監督の指導のもとで最大限に引き出されています。
27歳という選手としてのピークを迎えた上田選手の今後の活躍から、目が離せません。2026年ワールドカップでの日本代表の躍進、そしてヨーロッパのトップリーグでの活躍を期待し、これからも応援し続けたいと思います。
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執筆者情報
エビナ(Ebiちゃん)
- 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)
- 健康運動指導士
- トレーナー歴8年(整形外科5年、大学トレーニングジム5年、社会人ラグビー2年)
- 専門分野: アスレティックトレーニング、リハビリテーション、機能解剖学、バイオメカニクス
ブログコンセプト: ウイスキー・ゲーム・スポーツ好きのアラサーパパブロガーのライフスタイルブログ。スポーツ記事では専門知識を活かした科学的で深い分析を提供しています。家族(妻、長女5歳、長男4歳)と共に、人生を楽しみながら情報発信中。
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参考情報・出典:
- サッカーキング – 上田綺世、衝撃”4発”でフェイエノールトを大勝に導く!
- フットボールチャンネル – 絶妙タッチで相手を振り切る!フェイエノールト上田綺世のゴールが上手すぎる!
- theWORLD – ファン・ペルシーの指導で上田綺世はどこまで化けるか
- フットボールチャンネル – 開幕14戦14Gと絶好調のフェイエノールトFW上田綺世。最新の市場価値でキャリア最高額を更新!
- プレースタイル分析【上田綺世】サッカー日本代表能力値ランキング
- チョンテセ note – 上田綺世のオフザボールの動き
- ワールドサッカーファン 海外の反応 – 海外「W杯でもオランダ相手に頼む!」上田綺世の1試合4ゴールの活躍に海外大興奮!
- NO FOOTY NO LIFE – オランダ人「バケモンだ」上田綺世、衝撃の4ゴール!
- サッカーダイジェストWeb – 「凄いを通り越してる」上田綺世が驚異の14戦14発!
- 週末世界のfootball – 上田綺世の年俸・移籍金・市場価値の最新情報!
注意事項: この記事の分析は、執筆時点(2025年12月7日)での情報と専門知識、医学的エビデンスに基づいています。選手の成績や市場価値は今後変化する可能性があります。最新情報は公式発表をご確認ください。






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