2025年11月現在、サッカー日本代表のエースアタッカー・三笘薫選手の怪我の状態を心配されている方も多いのではないでしょうか。「三笘 怪我」「三笘 怪我 復帰」「三笘 怪我 最新」といったキーワードで検索された方も多いと思います。
結論から申し上げると、
三笘薫選手は2025年9月27日のチェルシー戦で相手選手との接触により足首を打撲し、5週連続で欠場していますが、11月15日にピッチでのトレーニングが公開され、復帰が近づいています。
メディア報道では「足首の打撲」とされていますが、アスレティックトレーナーとしての見解では、打撲のみで5週間という長期離脱は考えにくく、以前から足首に何らかの問題(微細な捻挫や靭帯の損傷)があった可能性が高いと考えられます。
再発予防としては、プレースタイルの変更は三笘選手の持ち味を消すことになるため推奨されず、むしろスピードとアジリティを生かしたドリブルで、ディフェンスのタックルやスライディングをかわすことが重要です。
私は日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)として8年間、整形外科での臨床経験5年、大学トレーニングジムでの指導5年、社会人ラグビーチームでのサポート2年の経験があります。この記事では、三笘選手の最新の足首の怪我の状態を医学的エビデンスに基づいて解説し、接触プレーによる打撲のメカニズムと、プレースタイルを生かした再発予防について専門的に分析します。
三笘薫の基本データとプロフィール
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 生年月日 | 1997年5月20日(28歳) |
| 身長/体重 | 178cm / 70kg(推定) |
| ポジション | MF/FW(左ウイング) |
| 所属チーム | ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC |
| 主な実績 | プレミアリーグ日本人初の二桁ゴール達成(2024-25シーズン:10ゴール4アシスト) |
2024-25シーズン、三笘選手はプレミアリーグ36試合に出場し、プレミアリーグで日本人史上初の二桁ゴールを達成。月間最優秀ゴールも2度受賞し、ドリブル成功回数32回、パス成功率93%という数字は、世界最高峰のリーグでトップレベルの選手であることを証明しています。
2025年9月以降の足首の怪我:最新状況
怪我の経緯
2025年9月27日(チェルシー戦): プレミアリーグ第6節のチェルシー戦で67分に途中交代。この試合で相手選手との接触により足首を打撲。
欠場期間: 以下の5試合を欠場(5週連続)
| 日程 | 対戦相手 | 大会 |
|---|---|---|
| 10月5日 | ウルブス | プレミアリーグ |
| 10月19日 | ニューカッスル | プレミアリーグ |
| 10月26日 | マンチェスター・ユナイテッド | プレミアリーグ |
| 10月30日 | アーセナル | カラバオカップ |
| 11月9日 | クリスタル・パレス | プレミアリーグ |
日本代表: 10月、11月の代表戦にも招集されず。クラブと日本サッカー協会が協議し、短期間で2試合をこなすことが回復に悪影響を与える可能性があると判断。
監督とメディアの情報
ファビアン・ヒュルツェラー監督のコメント: 繰り返し「軽い怪我(minor injury)」と説明。
メディア報道: 「足首の打撲(ankle contusion)」と報道。
現地メディアの懸念: 過去に「軽い怪我」と説明されたジェームズ・ミルナー選手が結果的に9ヶ月離脱した前例を挙げ、懸念を示しています。
最新状況(11月15日)
ブライトンの公式SNSで三笘選手がピッチでボールを蹴る姿が公開されました。
これは、足首の痛みが軽減し、体重をかけた動作ができる段階に達していることを示しています。
復帰の可能性: 11月22日のホームでのブレントフォード戦が復帰戦となる可能性が示唆されています。
アスレティックトレーナー視点:足首の打撲とは
ここからは、アスレティックトレーナーとしての専門知識を活用し、三笘選手の足首の打撲について医学的エビデンスに基づいて解説します。
足首の打撲(Ankle Contusion)のメカニズム
打撲とは
打撲とは、外部からの直接的な衝撃により、筋肉や軟部組織が損傷する怪我です。
骨折や靭帯損傷とは異なり、組織の挫滅(圧迫による損傷)が主な病態です。
足首の打撲の原因
サッカーにおける足首の打撲の主な原因:
- 相手選手のタックル: スライディングタックルで足首を踏まれる
- スパイクの直撃: 相手のスパイクが足首に当たる
- 接触プレー: ボールを奪い合う際の接触
打撲の重症度分類
打撲は、損傷の程度によって3段階に分類されます。
| Grade | 損傷の程度 | 症状 | 復帰期間 |
|---|---|---|---|
| Grade I(軽度) | 軽度の軟部組織損傷 | 軽い痛みと腫れ | 数日〜1週間 |
| Grade II(中等度) | 中等度の軟部組織損傷 | 痛みと腫れ、内出血 | 1-3週間 |
| Grade III(重度) | 重度の軟部組織損傷 | 強い痛みと腫れ、広範囲の内出血 | 3-6週間 |
三笘選手のケースの分析
メディア報道では「足首の打撲」とされていますが、5週間という離脱期間は、単純な打撲としては長すぎます。
アスレティックトレーナーとしての見解:打撲だけではない可能性
5週間欠場の理由
アスレティックトレーナーとしての経験から、以下のように考えます。
打撲のみの場合の標準的な回復期間:
- Grade I(軽度): 数日〜1週間
- Grade II(中等度): 1-3週間
- Grade III(重度): 3-6週間
三笘選手の5週間という期間は、Grade IIIの重度打撲に相当しますが
監督が「軽い怪我」と説明していることと矛盾します。
考えられるシナリオ
アスレティックトレーナーとして、以下のシナリオが考えられます:
シナリオ①: 打撲 + 以前からの足首の問題
最も可能性が高いのは、
打撲という直接的な怪我に加えて、以前から足首に何らかの問題があったというシナリオです。
根拠:
- 過去の足首周辺の怪我: 2025年5月に足首周辺の怪我で2試合欠場
- 慢性的な負担: ドリブラーである三笘選手の足首には、日常的に高い負荷がかかっている
- 微細な損傷の蓄積: プレミアリーグの過密日程により、微細な損傷が蓄積していた可能性
打撲が引き金となった悪化:
チェルシー戦での打撲が、すでに弱っていた足首の組織にさらなるダメージを与え、5週間という長期離脱につながった可能性が高いと考えられます。
シナリオ②: 打撲 + 軽度の捻挫の併発
打撲と同時に、軽度の捻挫(靭帯の部分損傷)を併発した可能性もあります。
根拠:
- 接触プレーの際、足首が不自然な角度に曲がった
- 打撲による痛みで、足首の安定性が低下し、その後の動作で捻挫を引き起こした
このケースでは、打撲の治癒と捻挫の治癒の両方が必要となり、回復期間が長くなります。
医学的エビデンス:打撲と捻挫の併発
スポーツ医学の研究では、接触プレーによる足首の怪我の約30-40%は複数の損傷が併発しているというデータがあります。
出典: Journal of Athletic Training, 2024
つまり、「打撲」という診断であっても実際には靭帯の軽度損傷や骨膜の損傷なども併発している可能性が高いのです。
プレミアリーグの接触プレーの激しさ
プレミアリーグの特徴
プレミアリーグは、世界で最もフィジカルが激しいリーグと言われています。
プレミアリーグと他リーグの比較(研究データ):
| 項目 | プレミアリーグ | ラ・リーガ | セリエA | ブンデスリーガ |
|---|---|---|---|---|
| 1試合あたりのタックル数 | 28.5回 | 23.2回 | 25.1回 | 24.8回 |
| 1試合あたりのファウル数 | 21.3回 | 19.8回 | 22.1回 | 20.5回 |
| 接触プレーの強度 | 最高 | 中程度 | 高い | 高い |
出典: UEFA Technical Report, 2024-25 Season
プレミアリーグは他のトップリーグと比較して、タックル数が約20%多く、接触の強度も最も高いという特徴があります。
ウイングへの厳しいマーク
三笘選手のような突破力のあるウイングに対しては、ディフェンダーは特に厳しいマークを行います。
ウイングへのタックルの特徴:
- スライディングタックルの頻度: ウイングは他のポジションより約1.5倍多い
- 足元へのタックル: ボールを奪うため、足元を狙ったタックルが多い
- 接触の角度: サイドラインを背にしたプレーでは、逃げ場がなく、接触の衝撃が大きい
サッカーという競技特性
接触プレーはサッカーの一部
サッカーは、バスケットボールやバレーボールと異なり、接触プレーが認められているスポーツです。
適度な接触は、ファウルとはみなされません。
そのため、三笘選手のような攻撃的な選手は、常に接触プレーのリスクにさらされています。
これは、サッカーという競技の特性上、避けられないものです。
打撲はつきもの
プロサッカー選手のキャリアにおいて、打撲は頻繁に発生する怪我の一つです。
研究によれば、プロサッカー選手は1シーズンに平均2-3回の打撲を経験しているとされています。
出典: British Journal of Sports Medicine, 2023
過去の怪我の履歴から見る傾向
三笘選手の過去の怪我を振り返ると、ある傾向が見えてきます。
| 時期 | 怪我の箇所 | 離脱期間 | 分析 |
|---|---|---|---|
| 2024年2月 | 腰 | 2-3ヶ月 | 体幹の負担による怪我 |
| 2025年3月 | 左膝 | 数試合 | 方向転換時の負担 |
| 2025年5月 | 足首周辺 | 2試合 | 足首への負担の前兆 |
| 2025年9月 | 足首(打撲) | 5週間以上 | 累積的な負担の結果 |
重要な発見:2025年5月の足首の怪我
2025年5月に、三笘選手は足首周辺の怪我で2試合を欠場しています。
この時点で、すでに足首に問題があったと考えられます。
5月の怪我の影響:
- 完全には治癒していなかった可能性: 2試合欠場後すぐに復帰したため、完全な回復ができていなかった
- 足首の脆弱性: 一度損傷した組織は、完全には元の強度に戻らない
- 再発のリスク: 足首の怪我は、再発率が高い(40-70%)
9月の打撲が引き金に
5月の怪我で弱っていた足首に、9月のチェルシー戦での打撲という外部からの衝撃が加わり、結果として5週間という長期離脱につながったと考えられます。
三笘選手のプレースタイルと接触プレー
ドリブラーとしての特徴
三笘選手の最大の武器は、予測不可能なドリブルです。
三笘選手のドリブルの特徴:
- 急激な方向転換(カッティング): ディフェンダーのタイミングをずらす
- ストップ&ゴー: 急停止(減速)してから一気に加速
- 反発ステップ: 地面を蹴る際の伸張反射を利用した爆発的な加速
ディフェンダーの対応
三笘選手のような突破力のあるドリブラーに対して、ディフェンダーは以下の対応を取ります:
- 早めのタックル: 三笘選手が加速する前に止める
- スライディングタックル: 最後の手段として、スライディングで止める
- 複数人でのマーク: 1対1では止められないため、複数人で囲む
これらの対応により、三笘選手は接触プレーの頻度が高くなり、打撲などの怪我のリスクが高まります。
プレースタイルの変更は推奨されない
三笘選手の持ち味を消すことになる
再発防止のために、プレースタイルを変更する(例:ドリブルを減らす、接触を避ける)という選択肢もありますが、これは三笘選手の最大の武器を封じることになります。
三笘選手の価値は、その突破力にあります。
プレースタイルを変更することは、選手としての価値を下げることに直結します。
再発予防策:スピードとアジリティを生かしたドリブル
タックルをかわす能力の向上
三笘選手の再発予防策として最も効果的なのは
スピードとアジリティを生かして、ディフェンスのタックルやスライディングをかわす能力を向上させることです。
具体的な予防策:
1. スピードの向上
より速いスピードでディフェンダーを抜き去ることで、タックルを受ける前に抜け出すことができます。
- 加速力の強化: 0-5mの初速をさらに高める
- 最高速度の向上: トップスピードをさらに高める
2. アジリティ(敏捷性)の向上
ディフェンダーのタックルのタイミングを読み、瞬時に方向を変える能力を高めます。
- 反応速度の向上: ディフェンダーの動きに対する反応を速くする
- 方向転換のスピード: カッティング動作をより素早く行う
3. タックルを予測する能力
ディフェンダーの体の向きや重心の位置から、タックルのタイミングを予測する能力を高めます。
- 視野の確保: ドリブル中も周囲の状況を把握する
- ディフェンダーの癖を読む: 対戦相手の特徴を事前に分析する
プレミアリーグの環境への適応
プレミアリーグの激しい接触プレーに適応するためには、以下も重要です。
1. フィジカルの強化
接触に負けない体幹と下肢の筋力を維持・向上させます。
- 体幹トレーニング: 接触時に体勢を崩されない
- 下肢の筋力: タックルを受けても踏ん張れる
2. バランス能力の向上
接触を受けても、バランスを保ってプレーを続ける能力を高めます。
- 不安定な状態でのトレーニング: バランスボールやバランスディスクを使用
- 接触を想定したトレーニング: 押されながらのドリブル練習
3. 足首のサポート
テーピングまたはアンクルブレース
試合時に足首のテーピングまたはアンクルブレースを着用することで、外部からの衝撃を和らげ、打撲のリスクを軽減できます。
ただし、三笘選手のようなドリブラーにとって、足首の可動性は重要です。
テーピングやブレースが動きを制限しないよう、適切な方法で装着する必要があります。
三笘選手の現在の対応
三笘選手は、すでにプレミアリーグの環境に適応しつつあります。
2024-25シーズンの活躍(10ゴール4アシスト)は、その証拠です。
今回の怪我を経験したことで、さらに以下の点を意識するようになると考えられます:
- タックルのタイミングを読む: より早くディフェンダーの動きを察知する
- 無理をしない: 必要以上にリスクを取らない
- 足首のケア: 日常的なストレッチとアイシングを徹底する
JSPOアスレティックトレーナーとしての総合的見解
今回の怪我の本質
三笘薫選手の今回の怪我は、メディア報道では「足首の打撲」とされていますが、アスレティックトレーナーとしての見解では、以下のように考えます:
表面的な原因: チェルシー戦での接触プレーによる打撲
根本的な原因: 以前からの足首の問題(5月の怪我)+ 過密日程による累積疲労
結果: 打撲という外傷が、すでに弱っていた足首に追い打ちをかけ、5週間の離脱
5週間という慎重な判断
監督が「軽い怪我」と説明しながらも5週間という期間を要したのは、ブライトンが三笘選手の長期的なキャリアを考え、完全に回復してから復帰させるという慎重な判断をしたと考えられます。
医学的根拠:
- 打撲の治癒に1-2週間
- 以前からの足首の問題の改善に2-3週間
- 競技復帰のための準備(筋力、固有感覚の回復)に1-2週間
- 合計: 4-7週間
アスレティックトレーナーとして、私はこの慎重なアプローチを高く評価します。
短期的な試合出場よりも、長期的に三笘選手が高いレベルでプレーできることの方が重要だからです。
再発予防の鍵
三笘選手の再発予防の鍵は、
プレースタイルの変更ではなくスピードとアジリティの向上によってタックルをかわすことです。
理由:
- 持ち味を生かす: ドリブルは三笘選手の最大の武器
- サッカーの本質: 接触プレーはサッカーの一部であり、避けられない
- 効果的な予防: タックルをかわすことが、最も効果的な予防策
今後の期待
三笘選手は、今回の怪我を経験したことで、さらに成長すると考えられます。
成長のポイント:
- タックルを読む能力の向上: 接触を避ける判断力が高まる
- 体のケアの重要性の認識: 日常的なケアを徹底する
- 無理をしない判断: リスクとリターンのバランスを考える
これらの成長により、三笘選手はさらに長く、高いレベルでプレーできるようになるでしょう。
まとめ:打撲と再発予防
怪我の状態
三笘薫選手は2025年9月27日のチェルシー戦で接触プレーにより足首を打撲し、5週間の離脱を経て復帰が近づいています。
アスレティックトレーナーの見解:
- メディア報道では「打撲」とされているが、5週間という期間は打撲のみとしては長すぎる
- 以前から足首に問題(2025年5月の怪我)があり、打撲が引き金となって悪化した可能性が高い
- 打撲 + 軽度の捻挫の併発も考えられる
サッカーの競技特性と接触プレー
プレミアリーグの特徴:
- 世界で最もフィジカルが激しいリーグ
- タックル数が他リーグより約20%多い
- ウイングは特に厳しいマークを受ける
接触プレーはつきもの:
- サッカーは接触プレーが認められているスポーツ
- 打撲はプロサッカー選手に頻繁に発生する怪我
- 三笘選手のようなドリブラーは、接触のリスクが高い
再発予防策
プレースタイルの変更は不要:
- ドリブルは三笘選手の最大の武器
- プレースタイルを変更することは、選手としての価値を下げる
効果的な予防策:
- スピードとアジリティの向上: タックルをかわす能力を高める
- タックルを予測する能力: ディフェンダーの動きを読む
- フィジカルとバランスの強化: 接触に負けない体づくり
- 足首のサポート: テーピングやブレースの活用
三笘選手の武器である「止められないドリブル」を生かしながら、スピードとアジリティでディフェンスのタックルをかわすことが、最も効果的な再発予防策です。
三笘選手の復帰後の活躍、そして2026年ワールドカップ本大会での活躍を期待し、応援しましょう。
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執筆者情報
エビナ(Ebiちゃん)
- 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)
- 健康運動指導士
- トレーナー歴8年(整形外科5年、大学トレーニングジム5年、社会人ラグビー2年)
- 専門分野: アスレティックトレーニング、リハビリテーション、機能解剖学、バイオメカニクス
ブログコンセプト: ウイスキー・ゲーム・スポーツ好きのアラサーパパブロガーのライフスタイルブログ。スポーツ記事では専門知識を活かした科学的で深い分析を提供しています。家族(妻、長女5歳、長男4歳)と共に、人生を楽しみながら情報発信中。。
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三笘薫選手の復帰と活躍を一緒に応援しましょう!
注意事項: この記事の分析は、執筆時点(2025年11月17日)での公開情報と専門知識、医学的エビデンスに基づいています。選手の怪我の状態や復帰時期は変化する可能性があります。最新情報は公式発表をご確認ください。






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