【基本情報】
店舗名: たちばなのバーグステーキ 本店と工房
投稿日: 2025年5月14日
著者: Ebiちゃん(日本スポーツ協会アスレティックトレーナー・健康運動指導士)
訪問日: 2025年5月12日
はじめに
「肉汁たっぷりのハンバーグが食べたい」
そんな願いを叶えてくれる場所が高知市にあります。
「たちばなのバーグステーキ 本店と工房」は、2025年3月27日に南御座エリアにオープンした
高知が誇るハンバーグ専門店です。
元々は2022年7月に高知市東秦泉寺(高知北環状線沿い)で営業を始め、瞬く間に人気店となりました。
現在は新しい本店がオープンし、旧店舗は「インター店」として営業を継続。
アラサーパパの私が、妻と息子を連れて訪れた体験をお伝えします。
昨今、子供と一緒に楽しめるお店選びは悩みのタネ。
そんな中で見つけた「たちばなのバーグステーキ」が、果たして家族の胃袋を満足させてくれるのか。
パパ目線での率直なレビューをお届けします。
店舗詳細情報
「たちばなのバーグステーキ 本店と工房」基本データ

- 住所: 〒781-0084 高知県高知市南御座8-3
- 営業時間: 11:00~15:00(ラストオーダーも15:00)※ランチタイムのみ営業
- 定休日: 毎週水曜日(祝日の場合も休み)
- 駐車場: あり(8台程度)
- 公式Instagram: @tachibana_hamburg_steak
南御座という立地は、高知市の中でもアクセスしやすい場所です。
高知市中心部から車でわずか10分、高知ICからも15分程度と、市内どこからでも比較的行きやすい位置にあります。
最寄りの公共交通機関は土佐電交通(とさでん)の「知寄町二丁目」電停で、そこから徒歩約13分。
JR高知駅からは路面電車(ごめん線)で知寄町二丁目まで約10分乗車した後、徒歩で向かうルートがあります。
車で訪れる際の目印は、大型靴店「ABC-MART GRAND STAGE 高知南御座店」。
その隣に「たちばなのバーグステーキ 本店と工房」があります。
駐車場は店舗敷地内に8台分用意されていますが、人気店のため、特に週末や祝日はすぐに満車になりがちです。
今回は昼食時の12:30頃に到着しましたが、店外で約20分ほど待つことになりました。
平日にも関わらず、やはり人気店だけあって混雑しています。
待合スペースはベンチが一つだけで、家族連れには少し不便に感じました。
子連れの場合、開店直後か14時以降の来店がおすすめです。
こだわりの肉と調理法
専用工房での挽きたてハンバーグ
「たちばなのバーグステーキ」の最大の特徴は
店内に設けられた「ミートラボ」と呼ばれる専用工房での挽きたて肉へのこだわりです。
店内に入るとすぐ、カウンター越しに見えるこの工房でスタッフが毎朝牛ブロック肉を挽いています。
これが「挽きたて」という言葉の真髄です。
多くの飲食店では仕入れた挽き肉を使用しますが、ここでは牛肉100%の塊から直接挽くことで
鮮度と風味を最大限に引き出しています。
調理法も独特です。
炭火(備長炭)と遠赤外線を使い表面はカリッと香ばしく、中は肉汁たっぷりのレア加減に仕上げます。
提供時にはスタッフが目の前でハンバーグをカットし、熱々の鉄板で最後の焼き上げを行います。
鉄板は約20分間熱を保つため、好みの焼き加減で楽しめるのも魅力です。
トレーナー目線での栄養価値
日本スポーツ協会アスレティックトレーナーとして、この料理の栄養価についても触れておきたいと思います。
牛肉100%の挽きたてハンバーグは、高タンパク・低炭水化物の理想的な栄養バランスを持っています。
100gあたりのタンパク質量は約20g前後で、良質な動物性タンパク質として筋肉合成を促進します。
また、鉄分やビタミンB群も豊富で特に鉄分は植物性食品と比べて吸収率が高い「ヘム鉄」として含まれています。
成長期の子どもにとって理想的な栄養源と言えるでしょう。
息子が大きな口でハンバーグを頬張る姿を見ながら、
パパとしては「良質なタンパク質を摂取できているな」と安心したものです。
ただし、脂質含有量も決して少なくないためトレーニング後の回復食や成長期のお子さんの栄養補給としては理想的ですが、毎日の常食としては適度な頻度で楽しむことをお勧めします。
メニュー詳細と私たちの注文
看板メニュー「塩バーグステーキ」

「たちばなのバーグステーキ」の顔とも言える看板メニューが「塩バーグステーキ」です。
「並」サイズが1,500円、「上」サイズが1,750円「特上」サイズが2,000円で
どちらもサラダ・ご飯・味噌汁が付いた定食スタイルになっています。
このメニューの最大の特徴は、
高知県田野町産「塩二郎の天日塩」と英国王室御用達「マルドンの塩」という2種類の高級塩で味わうスタイルにあります。肉本来の旨味を最大限に引き出すために、あえてシンプルな塩味で提供するという料理哲学が光ります。

今回は私と妻が「塩バーグステーキ上(1,750円)」にごはん大盛り(450g)
4歳の息子には「塩バーグステーキ並(1,500円)」にごはん中盛り(280g)を注文しました。
息子のものも決して小さくなく、大人でも十分満足できるサイズです。
「オニオンジンジャーソースバーグ」(1,600〜2,000円前後)
次に人気なのが「オニオンジンジャーソースバーグ」です。
高知県産の生姜と玉ねぎを使った特製ソースがかかったハンバーグで、価格は1,600円前後。
高知は生姜の一大産地として知られていますが、その風味と辛味が肉の旨みを見事に引き立てています。
玉ねぎの甘みとの調和も絶妙で、ご飯との相性も抜群です。
「デミソースバーグ」(1,650~2,150円程度)
「デミソースバーグ」は、濃厚なデミグラスソースがたっぷりかかった王道の一品。
コクのある特製デミグラスソースが、ジューシーなハンバーグと見事に調和しています。価格は1,600~1,650円程度です。
ハンバーグとデミグラスソースという古典的な組み合わせではありますが
素材の良さが引き立つ仕上がりで、決して飽きのこない味わいになっています。
その他のメニュー情報

メニューはシンプルですが、細部にまでこだわりが感じられます。
ご飯は小(180g)・中(280g)・大(450g)から選べ、大盛りでも追加料金はかかりません。
使用しているのは高知県産の精米したて(2週間以内)のお米で、つややかな炊き上がりが特徴です。
また、有料ですがトッピングとしてわさびや玉子なども用意されており好みに合わせてアレンジすることも可能です。
次回は是非これらのトッピングも試してみたいと思います。
期間限定メニューも注目ポイントで、訪問時には「プリプリ海老とゴロゴロミンチのエスニックバーグステーキ」(平日1日5食限定・税込2,500円)という本店限定メニューの案内がありました。
実食レポート
お店の雰囲気と待ち時間
訪問したのは2025年5月12日の平日、12:30頃。昼食時ということもあり、約20分ほど待つことになりました。
待合スペースはベンチが一つだけで、小さな子ども連れにはやや辛い環境です。
この点は改善してほしいところです。
店内に入ると、明るく清潔感のあるカフェのような雰囲気が広がっています。
テーブル席中心の配置で、家族連れでもゆったりと食事ができるスペースが確保されています。
最も印象的だったのは、入口を入ってすぐ見えるガラス張りの挽き肉工房「ミートラボ」です。
実際に肉を挽いている様子を見ることはできませんでしたが、清潔に保たれた工房内の設備からも
食の安全と品質へのこだわりが感じられました。
特筆すべきは店員さんの対応の素晴らしさです。
席について早々、子どもが快適に過ごせるよう、座席の配置や紙エプロンの準備、鉄板の扱い方など、細やかな提案をしていただきました。子連れでの食事は時に気を遣いますが、そんな不安を取り除いてくれる親切な接客のおかげで、家族全員が不都合なく食事を楽しむことができました。このような配慮は、家族連れにとって本当にありがたいものでした。
「塩バーグステーキ」を実食

今回は看板メニューの「塩バーグステーキ上」を私と妻が、「塩バーグステーキ並」を息子が注文しました。
注文後、まずはサラダが運ばれてきます。
地元高知産の新鮮な野菜が使われており、シャキシャキとした食感が印象的でした。
その後、味噌汁とご飯が提供され、最後に主役のハンバーグが登場します。
席に着いてから料理が提供されるまでのスピードは比較的早く
子どもが飽きてしまう前に料理が出てきたのは助かりました。
店員さんは随所に気配りを見せ、子どもにも目線を合わせて優しく説明してくれるなど
家族全員が安心して食事を楽しめる雰囲気づくりが素晴らしかったです。
ハンバーグが運ばれてくると、スタッフが目の前でカットするパフォーマンスが始まります。
鋭いナイフでハンバーグを真っ二つにすると、中からジュワッと肉汁が溢れ出す様子に、息子は目を輝かせていました。
このときも、子どもが見やすいよう配慮しながら演出してくれたのが印象的でした。
実食してみると、まず驚いたのがお肉の香りの素晴らしさです。
挽きたて牛肉100%の風味が食欲を一気に掻き立てます。
レア気味の焼き加減で提供されるハンバーグは、表面はカリッと香ばしく、中はジューシーな状態。
熱々の鉄板の上で、好みの焼き加減になるまで待つことができます。
「塩二郎の天日塩」と「マルドンの塩」、2種類の塩を交互に試しながら食べることで
同じハンバーグでも違った味わいを楽しむことができました。
お肉自体の旨みが強く、塩だけでこれほど満足感のある料理になるのかと感心します。
ごはんは大盛り(450g)を選びましたが、お肉との相性も良く、最後まで飽きることなく完食できました。
息子の反応と家族での食事体験
4歳の息子にとっては、少し大きなサイズのハンバーグでしたが
「おいしい!」と言いながら、大人顔負けの勢いで食べていました。
もともと肉好きな息子ですが、この日はいつも以上の食欲で、ごはん中盛り(280g)もしっかり平らげました。
子ども用メニューはないものの、大人のメニューで十分に対応できるボリュームと味付けでした。
ただ、子ども向けの小さめサイズやセットがあれば、より家族連れに親切だと感じました。
油はね防止の紙シートや紙エプロンが用意されているのは、子ども連れには嬉しいポイント。
鉄板の熱さには注意が必要ですが、スタッフの方から適切な注意喚起もあり、安心して食事を楽しむことができました。
「また食べたい」という息子の言葉に、次回は保育園の行事で参加できなかった娘も連れて家族全員で訪れたいと思います。2種類の塩の風味の違いを楽しみながら、肉の旨味を存分に味わうことができました。
肉は粗挽きで、100%牛肉の豊かな風味と食感がしっかりと感じられます。
添加物の使用を最小限に抑えた純粋な肉の味わいは、シンプルながらも深い満足感をもたらしてくれました。
ウイスキー好きの視点から
ハイボール愛好家として残念なのは、ランチタイムのみの営業のため店内でハイボールと合わせられないことです。
しかし、このハンバーグの味わいは、間違いなく良質なハイボールと素晴らしいペアリングを生み出すでしょう。
自宅で「たちばなのバーグステーキ風」のハンバーグを作り、ハイボールと楽しむ方法をご提案します。
「たちばなのバーグステーキ風ハンバーグ×ハイボール」の楽しみ方:
- 粗挽きの牛肉100%で作ったハンバーグを、中がレア気味になるよう焼く
- 岩塩(できれば「マルドンの塩」)を用意する
- スモーキーなウイスキーでハイボールを作る
- ハンバーグの肉の旨味とスモーキーなハイボールの組み合わせを楽しむ
個人的におすすめの組み合わせは、塩味のハンバーグと少しスモーキーさのあるウイスキーのハイボール。
肉の旨味とスモークの香りが見事に調和します。
評判・口コミ分析
「たちばなのバーグステーキ」は高知市内でも評判の高い店で
Googleマップの口コミ評価でも★4.3/5前後の高評価を維持しています。
最も多い感想は「肉々しいハンバーグが最高」「並んでも食べる価値あり」といったもの。
また、「期待以上の美味しさ」「高知でハンバーグと言えばココ」という評価も目立ちます。
Instagram等のSNSでも「#たちばなのバーグステーキ」というハッシュタグで多くの投稿があり
特に肉汁滴るハンバーグの写真が人気を集めています。
実際に訪れた身として言えることは、こうした高評価は決して誇張ではないということ。
素材へのこだわり、調理技術、提供方法のすべてにおいて、期待を裏切らない満足感があります。
訪問のコツと注意点
「たちばなのバーグステーキ 本店と工房」を訪れる際のコツをいくつかご紹介します。
ベストタイミング:
- 開店直後の11時がもっともおすすめ
- 土日祝は特に混雑するので、平日の訪問がベター
- 14時以降は比較的空いていることが多い
駐車場:
- 駐車場は8台程度で満車になりやすい
- 満車の場合は近隣のコインパーキングを利用するか、少し待つ必要あり
- 大型車での来店は難しい場合があるので注意
その他:
- 入店時に名前の記入が必要
- 営業時間・定休日は公式Instagramで最新情報を確認するのが安心
- 鉄板が熱いので、小さなお子さん連れは注意が必要
パパ目線での改善点
家族連れのパパという観点から見ると、いくつか改善を望みたい点もあります。
- 子ども用メニューの充実: 現在、子ども向けの専用メニューがありません。小さめサイズのハンバーグや子ども向けの組み合わせセットがあれば、より家族連れが利用しやすくなるでしょう。
- 待合スペースの改善: 待ち時間の間、ベンチが一つしかないのは不便です。特に子ども連れには辛い環境なので、もう少し待合スペースが充実していると助かります。
- 予約システムの導入: 人気店ならではの課題ですが、子連れでの外食では待ち時間が長いと子どもが飽きてしまいます。時間帯指定での予約システムがあれば、より計画的に訪問できるでしょう。
これらの点が改善されれば、さらに子連れファミリーにとって訪れやすい理想的なお店になるはずです。
まとめ:パパとしての総評
健康運動指導士としての視点から見ても、「たちばなのバーグステーキ」のハンバーグは質の高いタンパク源として優れています。添加物を極力抑え、100%牛肉にこだわった純粋な味わいは、成長期の子どもにも安心して提供できる一品です。
アラサーパパとしては、子どもと一緒に楽しめる食事体験として高評価です。
目の前で行われるカットパフォーマンス、ジュワッと溢れる肉汁、そして何よりも美味しいハンバーグは、子どもの食の思い出として残るでしょう。息子が「また食べたい」と言ってくれたことが、何よりの証拠です。
特に印象に残ったのは、素晴らしい接客です。
子どもへの配慮が行き届いた店員さんの対応は、家族連れにとって本当に貴重です。
適切な座席の提案や子どもが過ごしやすいよう気を配ってくれる姿勢が、食事をより一層楽しいものにしてくれました。
料理の質はもちろん、こうした接客の質の高さも、このお店のファンになった大きな理由の一つです。
コストパフォーマンスの面でも、1,500円台でこの品質と満足度は非常に優れています。
家族4人で行っても5,000〜6,000円程度で済むので、特別な日のお出かけとしても負担にならない価格設定は
家計を預かるパパとしても嬉しいポイントです。
「たちばなのバーグステーキ 本店と工房」は、単なるハンバーグ専門店を超えた、家族で楽しめる食の体験を提供してくれる店です。子どもの成長と思い出づくりのための外食先として、自信を持っておすすめします。
インター店との比較
「たちばなのバーグステーキ インター店」(旧東秦泉寺店)と「本店と工房」には、いくつかの違いがあります。
本店と工房の特徴:
- より広い店内と座席数
- ガラス張りの挽き肉工房が見学可能
- 期間限定メニューなど、本店限定の特別メニューあり
インター店の特徴:
- 高知北環状線沿いでアクセスしやすい
- やや混雑が少ない場合も
- メニューの基本は本店と同じ
どちらも基本的な味と品質は同等ですが、初めて訪れるなら「本店と工房」がおすすめです。
専用工房での肉づくりを見ることができ、より完全な「たちばなのバーグステーキ」体験が可能です。
最後に
「たちばなのバーグステーキ 本店と工房」は、2025年3月のオープン以来
高知の新たな名物店として確固たる地位を築きつつあります。
ハンバーグという一見シンプルな料理に、ここまでのこだわりと情熱を注ぐ姿勢は、多くの食通を魅了しています。
何より嬉しいのは、子どもから大人まで幅広い年齢層が満足できる味と体験を提供してくれることです。
次回は保育園行事で来られなかった娘も連れて、家族全員で訪れたいと思います。
高知を訪れる方、特に家族連れの方には、ぜひ「たちばなのバーグステーキ 本店と工房」で
至福のハンバーグ体験を味わってみてください。
参考情報源:
- 「たちばなのバーグステーキ」公式Instagram (@tachibana_hamburg_steak)
- 食べログ・Rettyなどの口コミサイト(2025年5月時点の情報)
- 現地取材(2025年5月12日訪問)
※価格・営業時間・メニュー情報は取材時点のものです。変更の可能性がありますので、最新情報は公式Instagramなどでご確認ください。
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