【最新試合結果】矢吹正道が2階級制覇達成!横山葵海も東洋太平洋王座獲得!3150×LUSHBOMU vol.4 観戦レポート

矢吹正道選手が2つのチャンピオンベルトを肩にかけ、リング上で勝利の瞬間を迎えている様子。画面上部には「無敗の世界フライ級王者に勝利!矢吹正道 世界2階級制覇」と表示されている。 スポーツ
矢吹正道選手がIBFライトフライ級とフライ級の両ベルトを掲げる歴史的瞬間。日本人初の2階級同時制覇を達成した試合終了直後のABEMA中継映像。

こんにちは、えびちゃんです!アスレティックトレーナー&健康運動指導士の視点から
2025年3月29日に愛知県国際展示場(AICHI SKY EXPO)で開催された「3150×LUSHBOMU vol.4」をABEMA中継で観戦したレポートをお届けします。
日本人選手の大活躍に、自宅のテレビの前でも大興奮の一夜でした!

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矢吹正道、激闘の末に2階級制覇を達成!日本人初の2階級”同時”世界王者に

IBF世界フライ級タイトルマッチは、王者アンヘル・アヤラ(メキシコ)に挑む形の矢吹正道(LUSH緑)。戦前から予想されていた激しい打ち合いが実現し、ABEMA中継の視聴者も初回から釘付けになりました。

矢吹選手は初回から積極的に攻め見事なカウンターでアヤラ選手をダウンさせると、
2ラウンドでも強烈な右ストレートでダウンを奪います。
このまま早期決着かと思われた3ラウンド、不運なバッティングにより矢吹選手の右目下を負傷。
大量の出血が見られる状態に。

トレーナー目線でみると、かなり危険な状態でした。
ドクターがもっと慎重に傷の確認をするべきではなかったか、と私は感じました。

しかし矢吹選手は流血しながらも冷静にアウトボクシングに切り替え、カウンターとコンビネーションで巧みにポイントを重ねていきます。そして最終12ラウンド、鮮やかなカウンターの右が決まりアヤラ選手をダウンさせると、レフェリーがストップを宣言。矢吹選手のTKO勝利が決まりました!

この勝利により矢吹正道選手は
ライトフライ級とフライ級の2階級制覇を達成し、日本人初の2階級”同時”世界王者となりました。
次戦は指名試合が控えていますが、その後はWBOフライ級王者のオラスクアガ選手との統一戦が実現すれば、日本ボクシング界に新たな歴史が刻まれることでしょう。

矢吹正道選手がアンヘル・アヤラ選手に右フックを打ち込んでいる試合中の様子。画面上部には「無敗の世界フライ級王者に勝利!矢吹正道 世界2階級制覇」と表示され、リプレイシーンであることを示す「REPLAY」のテロップが左下に表示されている。
IBF世界フライ級タイトルマッチで矢吹正道選手がアンヘル・アヤラ選手に放った鋭いカウンターパンチのリプレイシーン。この一撃が試合の流れを決定づける重要な瞬間となった。

横山葵海、プロ3戦目で東洋太平洋王座獲得!天才の片鱗を見せつける

東洋太平洋スーパーフライ級タイトルマッチでは、
フィリピンのジーメル・マグラモに横山葵海選手が挑戦。
プロキャリアわずか2戦のルーキーながら、その実力は本物でした。

大阪府出身の横山選手は2001年7月23日生まれの23歳。
身長164cmの右ボクサーファイターで、ワタナベジム所属。
戦績はこの試合前が2戦2勝(1KO)でした。
アマチュア時代には2022年全日本ボクシング選手権バンタム級で優勝しています。

試合は横山選手のボクシングセンスの高さが光るものに、前後左右のステップワークが実に鮮やか。
マグラモ選手の攻撃を巧みにかわしながら、クリーンヒットを積み重ねていきます。
リズムの取り方や間合いの取り方も絶妙で、経験豊富なマグラモ選手を寄せ付けません。

結果は3-0の大差で横山選手の完勝
プロ3戦目にして東洋太平洋王座を獲得するという快挙を成し遂げました。

横山選手の動きを見ていると、その身体能力の高さに驚かされます。
特に下半身の安定感と回転スピードは特筆もので、これほどの若さでここまで洗練された動きができるのは天才の証でしょう。

今後の課題としては、世界レベルになると一発のパワーで捕まるリスクが出てくるため、さらなる防御力の向上が必要かもしれません。
しかし、まだまだ若くこれからの成長が楽しみな選手です。
この東洋太平洋王座獲得により、世界戦への挑戦権も得ました。
デビューからわずか4戦目での世界タイトル戦という前代未聞の快挙も、彼なら可能かもしれません。

代替テキスト
リング上でジーメル・マグラモ選手と横山葵海選手がレフェリーの説明を聞いている試合開始前の様子。画面上部には「第6試合 OPBFスーパーフライ級タイトルマッチ 3戦目 横山葵海 vs 35戦目 アジア王者」と表示されている。
OPBFスーパーフライ級タイトルマッチで対峙する王者ジーメル・マグラモ選手(30歳・フィリピン)と挑戦者横山葵海選手(23歳・日本)。経験差は歴然だが、若き天才の挑戦に会場は熱気に包まれた。

日本人選手全勝!若手の活躍が光る一夜

この大会では、メインとセミファイナル以外にも注目の試合が目白押しでした。

20歳の岡本恭佑選手は、元世界1位のマイケル・ダスマリナス選手を相手に鋭いジャブと全体のバランスが取れたボクシングで判定勝利

世界ユース王者の佐野遥渉選手は、ハードパンチャーであるナッタポン・ジャンケーウ選手相手に冷静な試合運びを見せ、安定した勝利を収めました。

さらに驚きだったのが、プロデビュー戦の入田力斗選手。プロキャリア18戦のベテラン、ナタノン・トーンチャイ選手を相手に持ち前のフィジカルとスピードを活かし、堂々たる判定勝利を飾りました。

今回の「3150×LUSHBOMU vol.4」は、日本人選手が全勝という素晴らしい結果に。
特に若手選手たちの台頭が印象的で、日本ボクシング界の明るい未来を感じさせるイベントとなりました。

まとめ:歴史に残る激闘の夜

「3150×LUSHBOMU vol.4」は日本ボクシング史に残る名イベントとなりました。
矢吹正道選手の2階級制覇日本人初の2階級”同時”世界王者達成、横山葵海選手のデビュー3戦目での東洋太平洋王座獲得など、語り草となる瞬間を目の当たりにできたのは幸運でした。

ABEMA中継でしたが、その臨場感は十分に伝わってきました。
次回の「3150×LUSHBOMU」はぜひ現地観戦も検討しています。
皆さんもぜひ生のボクシングを体感してみてください。
その迫力と熱気は、テレビ中継とはまた違った魅力があります!


矢吹正道選手、横山葵海選手をはじめとする日本人ボクサーたちの活躍に、皆さんも応援メッセージをコメント欄に残していただけると嬉しいです。次回の観戦レポートもお楽しみに!

矢吹 正道 選手 プロフィール】
・1992年7月9日生まれ(32歳)
・三重県鈴鹿市出身
・緑ボクシングジム所属
・右ボクサーファイター
・プロ戦績:22戦18勝(17KO)4敗
・主なタイトル:元WBCライトフライ級王者、現IBFライトフライ&フライ級王者

横山 葵海 選手 プロフィール】
・2001年7月23日生まれ(23歳)
・大阪府出身 ・ワタナベジム所属
・身長:164cm ・右ボクサーファイター
・プロ戦績:3戦3勝(1KO)無敗
・アマチュア実績:2022年全日本ボクシング選手権バンタム級優勝
・現タイトル:東洋太平洋スーパーフライ級王者

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