2024-25シーズン、ゴールデンステート・ウォリアーズのステフィン・カリー選手が37歳という年齢にもかかわらず、驚異的なパフォーマンスを見せ続けています。
特に11月中旬のサンアントニオ・スパーズとの2連戦では、46得点、49得点と立て続けに爆発。
2試合で合計95得点という数字は、ベテラン選手どころか、若手選手でも滅多に見られない記録です。
「37歳でなぜここまでできるのか?」「そろそろ引退が近いのでは?」
そんな疑問を持たれた方も多いのではないでしょうか。
結論から申し上げると、カリー選手は身長・体重・ウィングスパンといった測定可能な身体能力だけを見ればNBA平均以下の要素が多く、決して身体的に恵まれた選手ではありません。
しかし、37歳にして「爆発的な第一歩の速さ」と「筋力」が過去最高レベルに達しており、専属トレーナーとの科学的なトレーニング、特に神経認知機能を高めるニューロコグニティブトレーニングによって、身体的ハンディキャップを補って余りある競技力を実現しています。
父デル・カリー氏も「引退にはほど遠い位置にいる」と明言しており、少なくとも今後2〜3年は現役を続けると考えられます。
私は日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)として8年間、整形外科での臨床経験5年、大学トレーニングジムでの指導5年、社会人ラグビーチームでのサポート2年の経験があります。この記事では、カリー選手のスパーズ2連戦のパフォーマンスを最新のエビデンスに基づいて分析し、身体能力の優位性と劣位性、そして37歳でのパフォーマンス維持の秘密について専門的に解説します。
スパーズ2連戦の圧倒的パフォーマンス
11月13日(現地11月12日)第1戦:46得点の完全復活
試合結果: ウォリアーズ 125-120 スパーズ(勝利)
| 項目 | 記録 |
|---|---|
| 得点 | 46得点 |
| リバウンド | 5 |
| アシスト | 5 |
| スティール | 2 |
| FG成功率 | 13/25(52.0%) |
| 3P成功率 | 5/16(31.3%) |
| FT成功率 | 15/16(93.8%) |
ハイライト: 第3クォーターだけで22得点を叩き出し、試合の流れを完全に支配。体調不良で3試合欠場後、わずか2試合目での爆発的パフォーマンスでした。
この試合で、カリーは通算73回目の40得点ゲームを達成し、ケビン・デュラントを抜いて単独9位に浮上。
さらに、35歳以上になってからは12回目の40得点ゲームで、マイケル・ジョーダンの記録に並びました。
11月15日(現地11月14日)第2戦:49得点のクラッチパフォーマンス
試合結果: ウォリアーズ 109-108 スパーズ(勝利)
| 項目 | 記録 |
|---|---|
| 得点 | 49得点 |
| リバウンド | 4 |
| アシスト | 2 |
| スティール | 2 |
| FG成功率 | 16/26(61.5%) |
| 3P成功率 | 9/17(52.9%) |
| FT成功率 | 8/8(100%) |
| プレー時間 | 36分 |
ハイライト: 第4クォーターで14得点を記録し、クラッチタイムでの2本のフリースローでチームを勝利に導きました。オフ・ザ・ドリブルのジャンパーで28得点を記録し、これは2015年以来の最高記録です。
2連戦の合計成績
| 項目 | 合計 |
|---|---|
| 総得点 | 95得点 |
| 3P成功数 | 14本 |
| FG成功率 | 56.9% |
| 3P成功率 | 42.4% |
| FT成功率 | 95.8% |
2試合連続で40得点以上、合計95得点という数字は、37歳のベテラン選手としては異常値と言えるパフォーマンスです。
2024-25シーズン現在の成績
11試合を消化した時点での平均スタッツ(2024年11月中旬時点):
| 項目 | 平均値 |
|---|---|
| 得点 | 29.1 |
| リバウンド | 3.5 |
| アシスト | 3.7 |
| スティール | 1.6 |
| 3P成功率 | 39.1% |
| FT成功率 | 94.3%(66/70) |
今シーズン、カリーはフリースロー成功率でNBAトップを維持しており、6度目のリーグ首位が視野に入っています。
アスレティックトレーナー視点:ステフィン・カリーの身体能力の真実
ここからは、アスレティックトレーナーとしての専門知識を活用し、カリー選手の身体能力について客観的なデータに基づいて分析します。
ステフィン・カリーの基本フィジカルデータ
| 項目 | カリーの数値 | NBA平均 | 評価 |
|---|---|---|---|
| 身長(シューズなし) | 188cm(6’2″) | 199-201cm | 平均以下 |
| 体重 | 84kg(185lbs) | 98kg(215lbs) | 平均以下 |
| ウィングスパン | 193cm(6’3.5″) | 約206cm | 平均以下 |
| 垂直跳び(最大) | 90cm(35.5インチ) | 71cm(28インチ) | 平均以上 |
| 垂直跳び(ノーステップ) | 75cm(29.5インチ) | 71cm(28インチ) | 平均レベル |
| デッドリフト | 約181kg(400lbs) | N/A | 体重比で優秀 |
データソース: 2009年NBAドラフトコンバインでの公式測定値
身体的に劣っている部分:NBA選手との比較
アスレティックトレーナーとして正直に申し上げると、カリー選手はNBA選手の中で身体的に恵まれているとは言えません。
1. 体格(身長・体重)
カリーの身長188cm、体重84kgという数値は、2022-23シーズンのNBA選手平均(身長201cm、体重98kg)と比較すると、明らかに小柄です。ポイントガードの中でも小さい部類に入ります。
身体的デメリット:
- リバウンド争いで不利
- ポストプレーでのフィジカルコンタクトに弱い
- 身長の高いディフェンダーに対してシュートをブロックされやすい
- スクリーンやコンタクトプレーで押し負けやすい
2. ウィングスパン(腕の長さ)
ウィングスパン193cmは、身長とほぼ同じです。
通常、NBA選手はウィングスパンが身長+5〜10cm程度あることが一般的で、トップ選手の中には身長+20cm以上のウィングスパンを持つ選手もいます。
身体的デメリット:
- ボールスティール(カット)の範囲が狭い
- パスコースを塞ぐ能力が限定的
- ディフェンス時のリーチが短い
- リバウンドでのボールキャッチ範囲が狭い
3. 垂直跳び:平均よりは上だが、トップではない
カリーの最大垂直跳び90cm(35.5インチ)は、NBA平均71cm(28インチ)より高いですが、トップ選手と比較すると見劣りします。
トップNBA選手との比較:
| 選手名 | 垂直跳び |
|---|---|
| マイケル・ジョーダン | 122cm(48インチ) |
| ジャ・モラント | 111cm(44インチ) |
| シェイドン・シャープ | 115cm(45.1インチ) |
| ジョン・ウォール | 99cm(39インチ) |
| ステフィン・カリー | 90cm(35.5インチ) |
カリーのジャンプ力は決して低くありませんが、NBA内では「普通より少し上」というレベルです。
身体的デメリット:
- ダンクシュートの機会が限られる
- リム上でのフィニッシュのバリエーションが少ない
- アリウープなどの空中戦が難しい
4. スピード:超高速ではない
カリーのスピードも、NBA内では平均的です。
例えば、ラッセル・ウェストブルックはベースラインからベースラインまでを3.36秒で走破し、これは平均的なNBA選手より0.5秒以上速いとされていますが、カリーはこのレベルには達していません。
身体的デメリット:
- ファストブレイクでのスピードで劣る
- 1対1のドライブで純粋なスピードでは勝てない
身体的に優れている部分:カリーの強み
なぜこれほど身体的に「平均以下」の要素が多いカリー選手が、
NBA史上最高のシューターとして君臨し続けているのでしょうか?
1. 第一歩の爆発的な速さ(Quickness)
専属トレーナーのブランドン・ペイン氏は、2024年のインタビューで驚くべき発言をしています。
「37歳になった今、ステフの第一歩の速さ(First-step quickness)と爆発力(Explosiveness)は、過去最高レベル、いやそれ以上だ」
スピード vs クイックネス
ここで重要なのは、「スピード(Speed)」と「クイックネス(Quickness)」の違いです。
| 能力 | 定義 | カリーの評価 |
|---|---|---|
| スピード(Speed) | 最高速度に達するまでの能力 | 平均的 |
| クイックネス(Quickness) | 静止状態から最初の数歩の加速力 | NBA最高クラス |
カリーの凄さは、ディフェンダーがわずかでも隙を見せた瞬間に0.1秒で方向転換し、一歩目で相手を置き去りにする能力です。これは、神経系の反応速度と筋肉の爆発的収縮力(プライオメトリック能力)が極めて高いことを意味します。
バイオメカニクス的分析:
- 反応時間: 視覚情報から筋肉への神経伝達速度が極めて速い
- 地面反力: 一歩目で地面を強く蹴る力(Ground Reaction Force)が強大
- 方向転換能力: COD(Change of Direction)能力がトップクラス
2. 体重比での筋力が極めて高い
カリーは体重84kgながら、約181kg(400ポンド)のデッドリフトが可能です。
これは体重の約2.15倍に相当し、一般的なアスリートレベルを大きく上回ります。
筋力の重要性:
- シュートの飛距離: 深い位置からの3ポイントシュート(ディープスリー)を可能にする下半身の力
- コンタクトへの耐性: スクリーンやディフェンスのコンタクトに耐える体幹の安定性
- 怪我予防: 筋力が高いほど、関節への負担を軽減し、怪我のリスクを下げる
さらに、専属コーチのカール・バーグストロム氏とのトレーニングで、今オフシーズンに筋肉量を増やし、コンタクトプレーへの耐性をさらに向上させています。
3. 神経認知機能(Neurocognitive Function)
カリーの最大の武器は、身体能力ではなく「脳」です。
ブランドン・ペイン氏は、カリーとのトレーニングで「神経認知機能(ニューロコグニティブ機能)」を重視しています。
具体的なトレーニング内容:
- マルチタスクドリル: ドリブルをしながら壁のライトの色を読み、それに対応した動きをする
- 感覚過負荷トレーニング: 視覚、聴覚、触覚に同時に刺激を与えながらシュート練習
- 反応速度向上: ランダムな視覚刺激に対して瞬時に反応するドリル
カリー本人の説明:
「私たちは感覚システム、神経系に過負荷をかけます。壁に小さなビームライトがあり、ドリブルの動きをしながら、そのライトに対応した動きをするんです」
神経認知機能の効果:
- 判断速度: ディフェンスの動きを瞬時に読み、最適な選択をする
- 空間認識能力: 3ポイントラインの距離感、リムまでの角度を正確に把握
- 予測能力: ディフェンダーの次の動きを予測し、先回りする
これにより、カリーは身体的に劣っていても、「頭脳」で相手を上回ることができます。
4. シュートフォームのバイオメカニクス的完成度
カリーのシュートは、バイオメカニクス的に非常に効率的です。
シュートの進入角度: 約46度
この角度は、リムに対して最も入りやすい角度とされる45度に近く、シュート成功率を最大化しています。
下半身から上半身への力の伝達効率:
- 股関節の使い方: 股関節から力を発生させ、膝の曲がりを最小限に抑える
- 体幹の安定性: ブレない体幹で、力を無駄なくボールに伝える
- 手首のスナップ: 最後の瞬間に手首のスナップでボールに回転を与える
この効率的なフォームにより、カリーは少ないエネルギーで遠距離からのシュートを可能にし長時間のプレーでも疲労の影響を受けにくくしています。
身体的ハンディキャップを超える理由:統合的分析
カリーが身体的に劣る部分を持ちながら、NBA史上最高のシューターとして君臨できる理由をまとめます。
1. 身体能力の「掛け算」
カリーは、各身体能力を単独で見れば平均的ですが、「クイックネス × 筋力 × 神経認知機能 × シュート技術」という掛け算で、他の選手を圧倒しています。
2. 科学的トレーニングによる最適化
ブランドン・ペイン氏とカール・バーグストロム氏という2人の専門家が、カリーの身体に「目的を持った負荷」を適切にかけることで、37歳にして過去最高の状態を維持しています。
ペイン氏の言葉:
「カールと私は緊密に連携し、筋力とコンディショニングの面でも、スキルの面でも、ステフの体に適切な負荷がかかるようにしています。すべてに偶然はありません。すべてが目的を持って行われています」
3. 努力と規律
父デル・カリー氏が語るように、ステフは「レギュラーシーズンの厳しさに備えて自分の肉体を鍛え、オフシーズンにハードな練習を積んできた」選手です。
カリーの努力の具体例:
- 毎日のルーティン: 練習前に必ずコンディショニングドリルで心拍数を上げる
- オフシーズン: 休むことなくジムやウェイトルームで体を鍛える
- 規律: すべてのトレーニングを「目的を持って」「集中して」実行する
ブランドン・ペイン氏:
「ステフは向上することに恋をしているんです(He’s in love with getting better)」
この飽くなき向上心が、37歳にして衰えるどころか、むしろ進化し続ける原動力になっています。
37歳でのパフォーマンス維持の秘密
肉体年齢は27歳レベル
ブランドン・ペイン氏の驚くべき評価:
「もうすぐ33歳(当時)になる彼の肉体は、他の選手なら27歳くらいの状態だ」
この言葉は、カリーの身体管理が如何に徹底されているかを示しています。
コンディショニングの徹底
1. 負荷管理(Load Management)
ペイン氏とバーグストロム氏は、カリーの体にかかる負荷を細かくモニタリングし、過負荷にならないよう調整しています。
負荷管理の要素:
- 練習強度: 筋力トレーニングとスキルトレーニングのバランス
- 休息: 十分な回復時間の確保
- 栄養: 筋肉の回復と成長を促す栄養摂取
2. 怪我予防
高い筋力は、関節への負担を軽減し、怪我のリスクを下げます。カリーは過去に足首の怪我に悩まされましたが、筋力強化とバランストレーニングにより、近年は怪我が激減しています。
3. シーズン中のメンテナンス
カリーは、シーズン中も継続的にトレーニングを行い、筋力とコンディションを維持しています。今シーズン序盤に体調不良で3試合欠場しましたが、わずか2試合目で46得点という爆発的パフォーマンスを見せたことは、このメンテナンスの成果です。
最新のトレーニング科学の活用
1. プライオメトリックトレーニング
ジャンプ力と爆発力を向上させるプライオメトリックトレーニング(ジャンプ系のトレーニング)を継続的に実施。
これにより、37歳にして「第一歩の速さ」が過去最高レベルに達しています。
2. ビジュアルトレーニング
視覚機能を高めるトレーニングにより、リムまでの距離感、ディフェンダーの動きの把握能力を向上させています。
3. リカバリー技術
最新のリカバリー技術(アイスバス、マッサージ、ストレッチ、睡眠管理など)を活用し、試合後の疲労を最小限に抑えています。
カリーの引退はいつ? 父デル・カリー氏の見解
多くのファンが気になる「カリー 引退 いつ」という疑問に対して、父デル・カリー氏は明確な答えを示しています。
父デル・カリー氏のコメント(2025年6月)
「彼は引退にはほど遠い位置にいる(He is far from retiring)」
「これはレギュラーシーズンの厳しさに備えるべく、彼が自分自身の肉体を鍛えてきたこと、オフシーズンにハードな練習を積んできた証なんだ。ジムやウェイトルームで過ごして体を鍛えている」
「彼は負けず嫌いなんだ。だから、自分ができることを証明し続けたいと思っている」
引退時期の予測
アスレティックトレーナーとして、以下の要素を考慮すると、カリーの引退時期を予測できます。
引退を遅らせる要素:
- 肉体年齢が若い: 実年齢37歳だが、肉体年齢は27歳レベル
- 怪我が少ない: 近年、大きな怪我をしていない
- パフォーマンス維持: むしろ向上している部分もある
- 向上心: 「向上することに恋をしている」という姿勢
引退を早める可能性がある要素:
- 年齢: 40歳を超えると、どれだけトレーニングしても回復力が低下
- モチベーション: 優勝争いから外れるとモチベーション低下の可能性
- 家族: 家族との時間を優先する可能性
結論:あと2〜3年は現役を続ける可能性が高い
現在の状態を考慮すると、カリーは少なくとも40歳(2028年3月)までは現役を続ける可能性が高いと考えられます。
レブロン・ジェームズが40歳で高いパフォーマンスを維持しているように、カリーも科学的なトレーニングとコンディショニングにより、40歳以降もプレーを続ける可能性は十分にあります。
ただし、怪我や優勝争いから外れた場合、早期に引退を決断する可能性もあります。
スパーズ2連戦が示すカリーの「凄さ」
11月のスパーズ2連戦で95得点を記録したカリー選手の「凄さ」を、身体能力の観点からまとめます。
凄さ①:身体的ハンディキャップを超越
身長、体重、ウィングスパンがNBA平均以下にもかかわらず、NBA史上最高のシューターとして君臨。
これは、身体能力だけではバスケットボールの成功を決定しないことを証明しています。
凄さ②:37歳で過去最高の状態
通常、アスリートは30代後半になると身体能力が低下しますが、カリーは「第一歩の速さ」と「筋力」が過去最高レベル。これは科学的トレーニングの成果です。
凄さ③:努力と規律の賜物
「向上することに恋をしている」という姿勢で、オフシーズンも休むことなくトレーニングを継続。
この努力と規律が、37歳での95得点という異常値を生み出しています。
凄さ④:頭脳で戦うバスケットボール
神経認知機能を高めることで、身体能力の差を「判断速度」「予測能力」「空間認識能力」で補う。
これは、若い選手にも参考になる戦い方です。
凄さ⑤:2連戦での一貫性
46得点、49得点という2試合連続の爆発的パフォーマンスは、「たまたま調子が良かった」では説明できません。
これは、カリーの身体管理とコンディショニングが極めて高いレベルにあることを示しています。
アスレティックトレーナーからのメッセージ
ステフィン・カリー選手の分析を通して、私がアスレティックトレーナーとして伝えたいメッセージがあります。
身体能力がすべてではない
カリー選手は、身長、体重、ウィングスパン、垂直跳び、スピードといった「測定可能な身体能力」だけを見れば、NBA選手の中で平均以下の要素が多く存在します。
しかし、彼はNBA史上最高のシューターとして君臨し、37歳にして95得点という記録を打ち立てました。
これは、身体能力だけが成功を決定するのではないことを示しています。
科学的トレーニングの重要性
カリー選手の成功の裏には、ブランドン・ペイン氏とカール・バーグストロム氏という専門家との科学的なトレーニングがあります。
科学的トレーニングのポイント:
- 目的を持った負荷: すべてのトレーニングに明確な目的を設定
- 負荷管理: 過負荷を避け、適切な回復時間を確保
- 専門家との連携: 複数の専門家が連携してトータルでサポート
- 継続性: オフシーズンも休まず継続的にトレーニング
これらの要素は、プロアスリートだけでなく、一般のスポーツ愛好家にも応用可能です。
「向上することに恋をする」姿勢
ブランドン・ペイン氏が語る「ステフは向上することに恋をしている」という言葉は、カリーの成功の本質を表しています。
どれだけ成功しても、現状に満足せず、常に向上を求める姿勢。これが、37歳にして過去最高の状態を実現する原動力です。
この姿勢は、すべてのアスリート、すべての人に参考になると思います。
まとめ
2024-25シーズン、37歳のステフィン・カリー選手はスパーズ2連戦で95得点(46得点+49得点)という驚異的なパフォーマンスを見せました。
身体能力の真実:
- 身長、体重、ウィングスパンはNBA平均以下
- 垂直跳びは平均より少し上だが、トップレベルではない
- スピードも超高速ではない
それでも活躍できる理由:
- 第一歩の爆発的な速さ(クイックネス)がNBA最高クラス
- 体重比での筋力が極めて高い
- 神経認知機能を高めるトレーニングで「頭脳」で戦う
- シュートフォームのバイオメカニクス的完成度が高い
- 科学的トレーニングとコンディショニングの徹底
引退時期:
- 父デル・カリー氏が「引退にはほど遠い」と明言
- 肉体年齢は27歳レベルとトレーナーが評価
- 少なくとも40歳(2028年)までは現役を続ける可能性が高い
カリーの凄さ:
- 身体的ハンディキャップを努力と科学で超越
- 37歳で過去最高の状態を実現
- 「向上することに恋をしている」飽くなき向上心
ステフィン・カリー選手の活躍は、身体能力だけがすべてではなく、科学的トレーニング、努力、規律、そして向上心がいかに重要かを教えてくれます。
今後も、カリー選手の進化から目が離せません。次の試合でも、またどんな驚きのパフォーマンスを見せてくれるのか、ファンとして、そしてアスレティックトレーナーとして注目し続けたいと思います。
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執筆者情報
エビナ(Ebiちゃん)
- 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)
- 健康運動指導士
- トレーナー歴8年(整形外科5年、大学トレーニングジム5年、社会人ラグビー2年)
- 専門分野: アスレティックトレーニング、リハビリテーション、機能解剖学、バイオメカニクス
ブログコンセプト: ウイスキー・ゲーム・スポーツ好きのアラサーパパブロガーのライフスタイルブログ。スポーツ記事では専門知識を活かした科学的で深い分析を提供しています。家族(妻、長女5歳、長男4歳)と共に、人生を楽しみながら情報発信中。







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