こんにちは、Ebi LIFEのえびちゃんです。
ウイスキーとゲームを愛するアラサーパパが、今回はU-NEXTで配信されたONE Championship「ONE 172: 武尊 vs. ロッタン」を観戦したので、その興奮と感動をお届けします!
【速報】武尊、ロッタンに1R KO負け…日本格闘技界に衝撃走る
2025年3月23日、さいたまスーパーアリーナで開催された「ONE 172」。
満員の観客が見守る中、メインイベントで武尊選手はロッタン・ジットムアンノン選手と対戦しましたが、わずか1ラウンド1分20秒、ロッタン選手の左フックによるKO負けを喫しました。
事前の予想では接戦も予想されていましたが、試合展開はあまりにも早く、会場のファンからは驚きの声が上がりました。武尊選手は立ち上がりから積極的に前に出ようとしましたが、タイの強豪ロッタン選手の精密な打撃に捉えられる形となりました。
この結果に、SNSでは「#武尊」「#ONE172」のハッシュタグが瞬く間にトレンド入り。多くのファンが敗戦を惜しむ声を上げる一方、「武尊引退」というワードも検索上位に浮上。
野杁正明、タワンチャイに圧勝でONE暫定王者に!次戦は統一戦か
一方フェザー級キックボクシング暫定王座決定戦では、野杁正明選手がタワンチャイ選手に3ラウンド1分55秒でTKO勝利を収め、見事暫定王座を獲得しました。
試合前の出場表ではタワンチャイ選手有利と見られていた一戦。
しかし野杁選手はプレッシャーをかけ続ける戦略で相手のリズムを崩し、自分のペースに持ち込むことに成功。タイの強豪に対して終始優位に立ち、3ラウンドにはついにTKOでフィニッシュしました。
野杁選手の次戦としては、現王者スーパーボン選手との団体内統一戦が濃厚とされています。試合後、野杁選手は「スーパーボン選手もKOすれば本当の真のチャンピオンだと言えると思うので、次も必ずKOします!」と宣言。この統一戦が実現すれば、日本キックボクシング界にとって歴史的な一戦となるでしょう。

「日本のムエタイモンスター」吉成名高、ONEでも圧巻のKO勝利!井上尚弥に並ぶ才能の持ち主
プレリムカードでは、「日本一のムエタイファイター」と呼び声高い吉成名高選手が、タイの強豪ラック・エラワン選手と対戦。3ラウンド2分40秒、鮮やかな左ストレートでKO勝利を収めました。
吉成選手はこれまでにムエタイで3階級制覇という偉業を達成しており、タイ人ではなく日本人がこの記録を持っていることは特筆すべき点です。その戦いぶりは「ムエタイ界の井上尚弥」と評されるほどの圧倒的な強さ。ONE Championship参戦後も全く衰えを見せていません。
まだ若く、これからの活躍も期待される吉成選手。
ONEでの戦績を重ねながら、さらなる高みを目指すことは間違いないでしょう。

【ONE 172】全試合結果一覧
メインカード
- フライ級キックボクシング・スーパーファイト
- ロッタン・ジットムアンノン(タイ) vs. 武尊(日本)
- 1ラウンド1分20秒、ロッタンが左フックでKO勝利。
- フェザー級キックボクシング暫定世界王座決定戦
- タワンチャイ・PK・センチャイ(タイ) vs. 野杁正明(日本)
- 3ラウンド1分55秒、野杁がTKO勝利し、暫定王者に。
- フライ級MMA世界王座決定戦
- アドリアーノ・モラエス(ブラジル) vs. 若松佑弥(日本)
- 1ラウンド3分39秒、若松がパウンドでTKO勝利し、新王者に。
- ストロー級キックボクシング暫定世界王座決定戦
- ジョナサン・ディベラ(イタリア/カナダ) vs. サムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
- 5ラウンド判定3-0でディベラが勝利し、暫定王者に。
- 女子アトム級キックボクシング世界タイトルマッチ
- ペッディージャー・ルッカオポーロントン(タイ) vs. KANA(日本)
- 5ラウンド判定3-0でペッディージャーが勝利し、初防衛に成功。
プレリムカード
- バンタム級ムエタイ
- スーパーレック・キアトモー9(タイ) vs. ナビル・アナン(アルジェリア/タイ)
- 3ラウンド判定3-0でアナンが勝利。
- アトム級ムエタイ
- ラック・エラワン(タイ) vs. 吉成名高(日本)
- 3ラウンド2分40秒、吉成が左ストレートでKO勝利。
- ライト級MMA
- エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン) vs. 青木真也(日本)
- 1ラウンド53秒、青木が飛びつき腕十字固めで一本勝ち。
- バンタム級キックボクシング
- ジョン・リネカー(ブラジル) vs. 秋元皓貴(日本)
- 3ラウンド判定2-1で秋元がスプリット判定勝利。
- ライト級MMA
- エイドリアン・リー(シンガポール/米国) vs. 小川健晴(日本)
- 1ラウンド1分3秒、リーがアナコンダチョークで一本勝ち。
- フライ級ムエタイ
- ヨードレックペット・オー・アトチャリア(タイ) vs. 吉成士門(日本)
- 3ラウンド判定3-0で吉成士門が勝利。
- フライ級キックボクシング
- ザカリア・ジャマリ(モロッコ) vs. 陽勇(日本)
- 1ラウンド2分12秒、陽勇がKO勝利。
武尊、敗戦後の進退については「冷静になって考える」と語る
メインイベントで敗れた武尊選手は、試合後のインタビューで「追い込みからこの試合にかけての期間、全く次のこと考えずに、この試合で体が全部壊れても良いつもりで追い込みやってきて、試合 こういう結果になって悔しさは勿論あるし…」と心境を吐露。
現役続行の可能性については「やり切ったか?って言われたらまだ分からないですけど、とりあえず今はもう次のことは考えてないんで、ちょっと冷静になってしっかり考えて、また正式に発表したいなと思います」と明言を避けました。
武尊選手の試合放送は今回U-NEXTで独占配信され、多くのファンがリアルタイムで観戦。
敗戦の衝撃は大きいものの、SNS上では応援のメッセージが相次いでいます。
武尊選手は自身への応援に対し、「こんだけの大会出来たのもファンの人達のおかげだし、僕が格闘技続けているのもファンの人達がいるからなんで、本当に変わらず ずっと応援してくれたファンの皆さんに”ごめんなさい”じゃなくて”ありがとうございました”って言いたいですね。本当…はい…皆さん本当にありがとうございました」と感謝の言葉を述べました。
武尊選手の今後の動向については本人からの正式発表を待つ必要がありますが、日本中のキックボクシングファンの視線が集まっています。
野杁正明、ONE参戦2戦目で暫定王座獲得の快挙
野杁選手はONE Championship参戦2戦目にして早くも暫定王座を獲得。
日本のキックボクシング界に新たな希望をもたらしました。
試合後、野杁選手は「多分ほとんどの世界中のファンの人が僕が負けてタワンチャイ選手が勝つと思っていたんですけど、僕は自分の事を信じてましたし、チームのみんなと一緒にこのベルトを勝ち取るっていう事を信じて戦った結果がやっと付いてきたかなと思ってます」と番狂わせを起こした心境を語りました。
次戦のスーパーボンとの統一戦については「この先スーパーボン選手との統一戦があると思うんですけど、まぁそれは時の流れに任せて、いつ決まるかは分からないですけど、スーパーボン選手もKOすれば本当の真のチャンピオンだと言えると思うので、次も必ずKOします!」と圧倒的な自信を見せました。
野杁選手の次の試合の詳細はまだ明らかになっていませんが、スーパーボン選手との対戦が実現すれば、日本キックボクシング界にとって歴史的な一戦となるでしょう。
吉成名高、圧巻のKO勝利で存在感示す
「ムエタイのモンスター」と称される吉成名高選手は、今回もその強さを遺憾なく発揮。
タイの強豪を相手に見事なKO勝利を収めました。
吉成選手の戦績は現在69戦62勝(39KO)6敗1分と驚異的な勝率を誇り、ONEでの活躍も目覚ましいものがあります。特にタイ人が主流のムエタイ界で日本人として3階級制覇を成し遂げた実績は、世界的に見ても類を見ない偉業です。
吉成選手自身は「まだまだ上を目指す。ONEでも最強を証明したい」と語っており、今後も彼の活躍から目が離せません。
まとめ:ONE 172、日本格闘技の現在地を映し出した一夜
今回の「ONE 172:武尊 vs. ロッタン」は、日本格闘技界の現在地を如実に映し出す大会となりました。メインイベントで武尊選手が敗れたことは大きな衝撃でしたが、野杁正明選手の暫定王座獲得や吉成名高選手の圧巻のKO勝利など、日本人選手の活躍も光りました。
ONE Championshipの日本大会は今後も定期的に開催される予定で、次回の放送や対戦カードについては公式発表を待ちたいところです。特に野杁選手のスーパーボンとの統一戦や、武尊選手の復帰戦など、注目すべきポイントは多く残されています。
日本格闘技ファンにとって、今後もONE Championshipから目が離せない展開となりそうです。
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