こんにちは、Ebi LIFEのEbiちゃんです!ウイスキー好き・スポーツトレーナーの視点からお届けする
今回の記事は、ボクシングファン必見の超ビッグイベント情報です。
6月8日に開催される「Prime Video Boxing 13」で日本ボクシング史に残る3つの大一番が実現します。
中谷潤人と西田凌佑による日本人同士の世界統一戦、那須川天心の世界前哨戦、
そして坪井智也の異例の早さでのタイトル挑戦が同日開催されるのです。
日本人によるバンタム級統一戦は史上初、那須川の秋の世界挑戦へ向けた最終関門、
アマ世界王者・坪井のプロ2戦目での地域王座挑戦と見どころ満載の一夜。
日本ボクシング界が世界レベルで躍進する今こそ見逃せない歴史的瞬間が訪れようとしています。
世紀の統一戦!中谷潤人vs西田凌佑、日本人同士のバンタム級頂上決戦
中谷潤人(WBC世界バンタム級王者)
基本情報
- 年齢:27歳
- 出身:三重県
- 身長:173cm
- リーチ:174cm
- 構え:サウスポー
- 愛称:「BIG BANG」
戦績
- プロ成績:30戦30勝(23KO)無敗
- KO率:77%
- デビュー:2015年4月(17歳)
- 主な実績:世界3階級制覇王者
強み
- 強烈なパンチ力と爆発的な攻撃力
- 長身を活かしたアウトボクシング
- 左ストレートの角度とタイミングの絶妙さ
- 試合展開に応じた柔軟な戦術変更能力
直近の試合
西田凌佑(IBF世界バンタム級王者)
基本情報
- 年齢:28歳
- 出身:奈良県
- 身長:170cm
- リーチ:173cm
- 構え:サウスポー
- 経歴:近畿大学卒業後にプロ転向
戦績
- プロ成績:10戦10勝(2KO)無敗
- アマチュア:50戦37勝
- デビュー:2019年10月
- タイトル:IBF世界バンタム級王者(初防衛成功)
強み
- 冷静な試合運びと戦術眼
- 相手の長所を消す防御技術
- 左ストレートとカウンター技術
- 下馬評を覆す「番狂わせ製造機」の異名
注目の勝利
- 元世界王者の比嘉大吾を判定で下し、WBOアジアパシフィック王座獲得
- プロ9戦目でIBF王者エマヌエル・ロドリゲスから左ボディでダウンを奪い、判定勝利で世界王座獲得
夢の対決実現までの道のり
この夢の対決は、互いの強い希望により実現しました。
2025年2月、中谷選手がクエジャル戦に勝利した試合後のリング上で、西田選手が登壇し直接対面。
中谷選手の「Who’s Next(次は誰だ)」という問いかけに西田選手が即答で応じたことで、
日本のボクシング史に残る統一戦の火蓋が切って落とされたのです。
日本人同士の世界王座統一戦は、井岡一翔vs八重樫東(ミニマム級)、寺地拳四朗vs京口紘人(ライトフライ級)
寺地拳四朗vsユーリ阿久井政悟(フライ級)など僅か数例しかなく、バンタム級での実現は史上初。
日本のボクシングファンのみならず、世界からも大きな注目を集めています。
Ebi視点で見る試合の見どころ
私の視点から、この試合の見どころを分析します。
無敗同士、かつ技巧と強打を兼ね備えたサウスポー同士の対戦だけに序盤から高度な駆け引きが展開されるでしょう。
両者とも長いリーチを持ち左ストレートを武器としますが、そのアプローチは微妙に異なります。
中谷選手はプレッシャーをかけつつ距離を測り、一瞬の爆発力で倒しにくるタイプ。
一方の西田選手は相手の出方を見極めてからペースを握り、カウンターや手数で上回るタイプです。
どちらが自分のリズムを先に掴むかが勝敗の鍵となります。
体力面では、若干若い中谷選手に分があるかもしれませんが、西田選手の勝負強さも侮れません。
技術的には甲乙つけがたい両者の対決は、精神面での強さや試合当日のコンディションが勝敗を分けるかもしれません。
勝者には日本人初となるバンタム級世界王座2団体統一王者の称号が与えられ、
残る2団体(WBA・WBO)王座への統一にも名乗りを上げる可能性が高いでしょう。
両選手が明かす本音と次の野望
中谷選手にとって今回の試合はバンタム級ラストとなる可能性も。
次戦は井上尚弥の待つスーパーバンタム級へという声もありますが、「まずはこの試合をしっかりクリアしたい。全ての能力をレベルアップさせる」と油断はありません。
対する西田選手は「今回、指名試合とどちらが先か分からなかった。タイトルを返上してでも、挑戦したいと思っていた。ベルトを懸け中谷選手に挑戦できるのがとても嬉しい」とこの一戦への熱い思いを吐露しています。
西田選手は中谷選手について「どの距離でも戦える。一番の強みはパンチ力」と警戒しながらも、「気持ちで負けないようにして作戦通り戦いたい」と冷静に見据えています。中谷選手が井上戦を控えていることについては「『踏み台にはならないぞ』という気持ちがある。簡単にというか、負けるつもりはないので、勝ちにいきたい」ときっぱり。
西田選手もまた階級を上げる可能性がありますが「正直、この試合のことしか考えていない。勝っても負けても、もうこれでどうなるかという気持ちで挑む」と熱く語っています。まさに両者の意地とプライドがぶつかり合う一戦となりそうです。
那須川天心、世界前哨戦で運命の一戦!秋の世界挑戦へ向けた最終関門
那須川天心
基本情報
- 年齢:26歳
- 生年月日:1998年8月18日
- 構え:サウスポー(ボクシング転向後は左構えが基本)
- 特徴:俊敏なフットワークと卓越した反射神経
ボクシング戦績
- プロ成績:6戦6勝(2KO)無敗
- デビュー:2023年6月(キックボクシングから転向)
- 現在の世界ランキング:WBC1位、WBA2位、WBO2位、IBF4位
- タイトル:WBOアジアパシフィック・バンタム級(獲得後返上)
格闘技経歴
- キックボクシング:42戦42勝の無敗記録
- 総合格闘技:4戦4勝
- 2023年:日本プロスポーツ大賞新人賞受賞
直近の試合
- 2025年2月(第6戦):前WBO世界王者ジェイソン・モロニーに大差判定勝ち
- モロニー戦では序盤に右ストレートを被弾するも立て直し、巧みな出入りで終始主導権を握る
ビクトル・サンティリャン
基本情報
- 年齢:29歳
- 生年月日:1995年7月22日
- 出身:ドミニカ共和国
- 身長:166cm(推定)
- 構え:サウスポー
- スタイル:ボクサーファイター型
戦績
- プロ成績:15戦14勝(5KO)1敗
- KO率:33.3%
- デビュー:2015年
- 現在のランキング:WBA世界バンタム級6位
キャリアハイライト
- 初黒星は2023年6月、日本での石田匠(井岡ジム)との惜敗
- 敗戦後は同年6月に母国で再起戦を10回判定勝利
- 地域タイトル:WBAフェデカリブ王座獲得歴あり
戦闘スタイル
- ガードを固めてプレッシャーをかけるファイタータイプ
- リズム良く頭を振りながらフェイントを多用
- ワンツーや左右フックをコンパクトに放つ接近戦好き
- 右フックが要注意の武器
世界前哨戦の意義と見どころ
この一戦は那須川天心にとって「世界前哨戦」、つまり世界挑戦への最終テストとして位置づけられています。
現在バンタム級の世界王座は主要4団体すべて日本人が保持する空前の状況であり、
那須川選手も近い将来その一角に挑むことが確実視されています。
陣営は秋にも世界タイトルマッチを計画しており、その前にクリアすべきハードルとして選ばれたのがサンティリャンです。対戦相手にサウスポーのサンティリャンが選ばれた背景には、現在バンタム級王者4人全員が左構えである事情があり
将来の王者戦を見据えて左の相手で経験を積む狙いがあります。
試合最大の注目は、那須川天心が初の世界戦に向けどれほど万全な仕上がりを見せるかという点です。
相手のサンティリャンは決して「かませ犬」ではなく、世界ランカー相応の粘り強さと経験を持つタフな選手です。
那須川選手が持ち前のスピードで翻弄しポイントアウトする展開が予想されますが、勝つだけでなくKOを含む明確な勝利が求められるでしょう。サンティリャンとしては接近戦に持ち込み連打で押したいところですが、那須川のスピードを捉えるのに苦労する可能性があります。
Ebi視点で見る試合の見どころ
アスレテ私の目から見ると、那須川選手の俊敏なフットワークと反射神経は特筆すべきものがあります。
キック時代に培った多彩な間合いの取り方は、ボクシングというルールの中でも十分に活かされています。
一方で打撃の重心移動やコンビネーションには、まだボクサーとしての経験不足が見られる場面もあります。
それでも試合を重ねるごとに確実に進化しており、特に直近のモロニー戦では打ち合いにも応じる姿勢を見せました。
サンティリャンとの試合では、那須川選手の左ストレートとサンティリャンの右フックの交錯が見どころです。
左利き同士ゆえオーソドックス相手ほどジャブは出せないかもしれませんが、
那須川選手の素早い踏み込みからの左は十分武器になるでしょう。
異なる競技からの転向は身体の使い方に微妙な違いがあり、完全に馴染むまでには時間がかかります。
那須川選手はその才能で急速に適応していますが、今回の試合でさらなる成長が見られるか注目です。
坪井智也、アマ世界王者からプロ2戦目で地域王座に挑戦!
坪井智也
基本情報
- 年齢:29歳
- 生年月日:1996年3月25日
- 出身:静岡県浜松市
- 身長:160cm
- 構え:オーソドックス(右構え)
- 所属:帝拳ジム
戦績
- プロ成績:1戦1勝(1KO)
- アマチュア戦績:131戦106勝25敗
- プロデビュー:2025年3月13日
- デビュー戦:タイのブーンルエン・ファヨンに2回TKO勝利
アマチュア主要実績
- 2021年世界ボクシング選手権:日本人男子史上初の金メダル獲得
- 2018年ジャカルタ・アジア大会:銀メダル
- 全日本選手権:優勝
スタイル特徴
- アマ譲りのスピードとテクニック
- インファイトでの連打の速さが武器
- 小柄ながらボディワークに優れる
- ディフェンス技術が堅実
バン・タオ・トラン
基本情報
- 年齢:32歳
- 生年月日:1992年4月23日
- 出身:ベトナム
- 構え:オーソドックス
- スタイル:アグレッシブなボクサーファイター
戦績
- プロ成績:19戦18勝(10KO)1敗
- KO率:約56%
- デビュー:2015年10月
- 現在のランキング:WBO世界バンタム級12位
タイトル歴
- WBOグローバル・バンタム級王者(現保持中)
- WBOオリエンタル王座(保持歴あり)
- ベトナム国内王座(保持歴あり)
戦闘スタイル
- 右の強打が主武器
- 距離を詰める際の突然の踏み込みと奇襲が特徴
- 右ストレートから左フックへのコンビネーションが得意
- 闘志とパワーがあり粘り強い
国際経験
- ベトナム以外にも韓国・フィリピン・タイ・オーストラリア・カンボジアで試合経験あり
異例のスピードマッチメイクの背景
この試合は、異例のスピードマッチメイクと言えます。
プロ2戦目の坪井がいきなり世界ランカーとタイトルを懸けて対戦するのは極めて珍しく、
帝拳ジム陣営の期待と覚悟がうかがえます。
背景にはアマチュアで磨いた実力への自信と、早期に世界ランキング入りしてビッグマッチを実現したい思いがあります。
また、今回争うWBOアジアパシフィック・バンタム級王座は那須川天心が返上したものであり、
この象徴的なタイトルを継承する意味合いもあるでしょう。
一方のトラン選手にとっても渡りに船です。タイトルマッチであり勝てばアジアパシフィック王者としてさらにランキングを上げられますし無敗の世界王者候補を倒せば、自身の株も一気に上がります。
Ebi視点で見る試合の見どころ
この一戦最大の見どころは、キャリアと経験で勝るトランに坪井がどう立ち向かうかです。
試合序盤、トランは積極的に前に出て圧力をかけてくるでしょう。
坪井としてはデビュー戦同様にスピードで翻弄し、冷静に対処したいところです。
ポイントは坪井のディフェンス技術です。トランの力強いパンチを空転させ、持ち前のカウンターを合わせることができれば、試合の主導権を握れるはずです。特にトランの大振りの右が空を切ったところに、坪井の左フックや右ストレートがヒットすれば一気に形勢が傾く可能性があります。
坪井にとって未知のラウンドである中盤戦以降、スタミナとメンタルの勝負も見どころです。
アマチュアでは3ラウンド制でしたが、プロでは最大10ラウンド戦う必要があります。
トランは過去にフルラウンドも何度も経験しており、後半まで勝負をもつれ込ませれば自身に有利と考えているでしょう。
坪井選手が勝利し王座を獲得した場合、彼は一気に世界ランキング入りを果たし将来的には世界挑戦への道が現実味を帯びます。プロ2戦での地域王座獲得は前例が極めて少なく、日本ボクシング史に残る快挙となるでしょう。
日本格闘技界の歴史的瞬間を見逃すな!
「Prime Video Boxing 13」は、日本ボクシング界が世界に誇る
バンタム級戦線の激闘が一夜に凝縮された、歴史的なイベントです。
中谷潤人vs西田凌佑の世界王座統一戦、那須川天心の世界前哨戦、坪井智也の地域王座挑戦と、
どれも見逃せない注目カードが揃いました。特にバンタム級で主要4団体の王座すべてを日本人が保持するという空前の状況下で行われる今回のイベントは、日本ボクシング史に刻まれる一夜となるでしょう。
6月8日(日)、東京・有明コロシアムにて開催される本イベントは、Prime Videoの独占ライブ配信で視聴可能です。
あなたはどの試合に最も期待していますか?
- 中谷潤人vs西田凌佑の世界王座統一戦
- 那須川天心vs ビクトル・サンティリャンの世界前哨戦
- 坪井智也vs バン・タオ・トランのタイトル決定戦
コメント欄で皆さんの予想や意見をぜひ教えてください!
次回は大会直後に各試合の詳細レポートをお届けする予定です。お楽しみに!
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この記事はウイスキー・ゲーム・スポーツ好きのアラサーパパブロガーの
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